あだ花と化した自社サイト停滞脱却へ!コンテンツマーケティングをそもそも論から立ち返る

あだ花と化した自社サイト停滞脱却へ!コンテンツマーケティングをそもそも論から立ち返る

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つい先日ですが「インターステラー」という映画を観てきました!
この映画の監督と脚本をしているノーラン兄弟の作品が大好きで、公開からいの一番に観てきました。劇場で観てこその映画だったので、足を運んでみてはいかがでしょうか?
観た人と語り合いたくなる作品に仕上がっていましたよ!

実際、映画を観た後すぐに感想を掲載しているブログを見て回って、この人の感想面白いなぁなんて笑いながらブックマークしてしまいました。

そこで「この惹き付け方ってよく考えると最近話題のコンテンツマーケティングで行われているそれと似ているな!」と思い、今回はコンテンツマーケティングについて改めて考える記事を書きたいと思います。

■華々しく自社サイトを開設!……あれ?伸びないぞ

「コンテンツマーケティング」は今年の注目ワードとしてかなり目にする機会が増えました。ハウツー本やハウツーサイト、コンサルタント会社のページも多く見られます。

そこで流れに乗ってブログを開設!書いた記事が大反響!サイトも注目を浴びてSNSでどんどん広まりアクセス数もぐんぐん伸びて、それに伴い売り上げも右肩登り!

とおもいきや、アクセス数がなかなか伸びない…。

ページの見栄え?おもしろコンテンツ?
なんかもう、どうすればいいのか分からなくなってきた…。

色々試して頭を抱え、グロッキーになっている方々は少なくないと思います。そんな方々に質問ですが、ずばり直近で公開したコンテンツは誰に、一体どうしてほしくて書いていますか?

■バズろうとしている時点でずれている!?

コンテンツマーケティングとは、“明確に定義された読者に有益な購買行動を促す事を目的とし、彼らを惹き付け捉えるために適切で矛盾ない価値あるコンテンツを創造し配布するマーケティング手法”です。これはコンテンツマーケティングの伝道者として知られるJoe Pulizzi氏によって定義されたことばです。
★参照:Content marketing institute-what is contentmarketing(Joe Pulizzi氏のコンテンツマーケティング研究サイト)

他にも見てみましょう。

株式会社アイレップと株式会社イノーバ共同運営の情報サイトTHE CONTENT MARKETINGでは、“コンテンツマーケティングとは、見込み客が求めるような興味深いコンテンツ(ブログ・ebook・メルマガ・セミナー・動画 etc)を提供することで購入に結びつける新しいWebマーケティング手法”とされています。

これらの定義からわかるように、具体的にどのような内容のコンテンツを発信するにしろ

①明確に定義された読者(=見込み客)に対し
②購買行動を促すことを目的としている事

が大前提になっていることに注意すべきです。

つまり端的に言えば「一部の客の為に彼らに響きそうなコンテンツを提供すること」これがコンテンツマーケティングの出発点なのです。

”価値あるコンテンツ”は”誰”にとっての価値なのか?
この”誰”が曖昧だと、コンテンツマーケティングは失敗してしまいます。

仮にこの記事を読んでいる方の”サイトの伸び悩みを感じる根拠”がPV数にあるならば、検索数/閲覧数が運営の目的となっていませんか?

バズることは本来のコンテンツマーケティングからズレています。なぜなら「バズる=不特定多数の主体による一過性の流行」であって、<見込み客にとって良いコンテンツの提供、そしてそれによる購買行動の誘発>とは必ずしも一致しないからです。

■「SEO対策?バズらなきゃ上れないんでしょ?」ではないんです!

「でも話題を呼んで大量の人に検索されて検索上位に上ることがコンテンツマーケティングの狙いなんじゃないの?」そう思って始められた方もいると思います。

確かにコンテンツマーケティングはSEO対策としての側面を持ちます。しかし今日では、ページの検索/PV数が検索上位に上るための唯一の物差しではありません。というのも、コンテンツマーケティングがこんなにも注目を集めているのは、Googleのパンダ・ペンギンアップデートによってサイトの上位下位表示を決めるアルゴリズムが、ページ内のコンテンツを重要視するようになったからです。

パンダ・ペンギンアップデートはGoogleが検索エンジンに行ったアップデートで、
“良質なコンテンツを上位に表示する為のアルゴリズム(パンダ)”と“不正を行ったサイトを弾く為のアルゴリズム(ペンギン)”を指します。

(Googleの定義する良質なコンテンツは?何が不正とされているのか?については参考のリンクを貼るにとどめますが)、いずれにしろこれらのアップデートにより、今日の検索エンジンは単にヒット数の多寡や検索ワードの重複度によって左右されるものでは無くなっています。

SEO対策に求められるモノが小手先のテクニックで、ただ閲覧数を集めれば事足りるというものではなくなったのです。バズること自体は良い事ではありますが、”絶対条件”ではなく、SEO対策も中身勝負を仕掛けなければいけない環境に変わったのです。

■僕の引っかかったコンテンツマーケティング!

引っかかったと表現すると語弊があるかもしれませんが(笑)、僕がいつも拝見させて頂いて尚かつ購買行動まで誘発されてしまったブログを一つ紹介します!

サントリー公式のウィスキーブログです。ウィスキーに関するイベントや蒸留所の様子などが掲載されていて、家で飲む時に眺めるのにちょうど良いんです。また、今まで自分が飲んだ事の無い飲み方などが紹介されているので、次こうやって飲もうかな?なんて記憶にとどめながら買い物に行くと、記事の中で使われていた銘柄のボトルをつい買ってしまったりするんですよね。

「お酒を飲む人」にとって「優良なコンテンツ」が提供される。顧客が自然と商品に手を伸ばす上に、売り手との良好な関係を長期的に築けることが、コンテンツマーケティングの重要な利点ですよね。

■惑わされるのはもうおしまい

SNSを経由して拡散する事で、少ないコストから大きな広告効果が生まれる可能性があるという点が、コンテンツマーケティングの利点として捉えられるかもしれません。

しかし、かといってPV数の多寡に執着して、”バズるためのコンテンツとは?”を考えてしまっているのなら本末転倒です。よくわからない誰かのためによくわからないコンテンツを提供して混乱しているならば、今一度目的とする「見込み客」に立ち返って彼らにとっての「優良なコンテンツ」を定義してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

author by 小林右京

小林右京

トレンドの移り変わりの激しいIT業界を日々ワクワクしながら勉強しています。趣味は最近ボルダリングはじめました。自分の体格に合った答え(登り方)を見つけると快感ですよ!

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