起業家達の熱い視線は東北に集まっている!? ベンチャーを育てるプロジェクト続々

起業家達の熱い視線は東北に集まっている!? ベンチャーを育てるプロジェクト続々

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東日本大震災から4年が経ちました。例年3月の頭になるとテレビでは特集が組まれインタビュー映像など被災地に関する情報が目に止まりやすくなります。毎年この時期は、遠方から被災地に思いを馳せていらっしゃる方も多いのでないでしょうか。

しかし、それらの映像では折に触れて「復興はまだまだです。」「被災者にとって厳しい現状が続いています。」というコメントを繰り返すに留まり、実際に被災地ではどのように復興事業が進められているのか?をみなさんが知る機会は少ないかと思います。

そこで今回は復興についてお伝えする為に被災地の起業支援という切り口で紹介し、今現実に進行している被災地支援プロジェクトに触れていただければとおもい、記事にさせて頂きます。

目次

  • どんな種類のプロジェクトがあるの?
  • 寄付ではなく恩返しのできる投資で
  • 人材を送り込む復興支援
  • 国立大学によるベンチャーキャピタル

どんな種類のプロジェクトがあるの?

支援プロジェクトというと、みなさんどんな内容を思い浮かべますか?多くは街頭募金やメディアを使った募金、スーパーで東北産の食べ物を買う、東北へ観光に行く…と言ったことではないでしょうか。

今回紹介するプロジェクトは、大きく分けて3つに分類できます。キーワードは「投資」「人材」「ベンチャー」です。

まずはじめにご紹介するのは「投資」のプロジェクト。

寄付ではなく恩返しのできる投資で

最新の技術をビジネスの形にする際、収集額などで話題に挙がるクラウドファンディング。近年非常に多く用いられています。ただ寄付を募るのではなく、長期的に活動を見て関心を持ってもらえ、また支援者に恩返しができるため“投資”が震災復興支援の一つの形として定着しています。


  • セキュリテ被災地応援ファンドhttp://oen.securite.jp/
    …ミュージックセキュリティーズ株式会社

被災地を拠点に活動する事業者さんに投資ができるプロジェクト。ファンドの多くは食品やお酒を製造している事業者さんです。投資者特典として、扱っている食品をもらえたりイベントに参加できたりなど、各個設定されています。一度きりの関係になってしまいがちな”寄付”ではなく、「投資」と「特典」で支援者と被災者が何度も触れあう機会があるのが良いですね。

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つぎにご紹介するのは僕の母校の友人も多く運営に参加している熱意のこもったプロジェクトです。


志をもって事業を起こそうとしている人と共感者をつなぎ「リレーションファンディング」を行っています。被災地復興をメインとしたプロジェクトではありませんが、閖上港の朝市を復活させるなど、「被災地で復興を志している起業家さん」を支援しています。また、支援募集ページには動画メッセージが掲載されていて、どんな人がこの事業を進めているのか?が感じ取れやすいよう工夫されているのが特徴です。

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★参考:プロジェクト一覧-Challenge Star/チャレンジスターhttp://www.challengestar.jp/project_list/s/type/finished

人材を送り込む復興支援

起業家をサポートする体制には、金銭面だけでなく、「人材」にフォーカスをあててサポートする形もあります。寄付や投資ではなく、もっと深くまで入り込み震災復興の助力になりたいという方々を募り、現地で人材を求めている事業者との架け橋となる活動を紹介します。


東北の「これから」をともに創る仲間を募集する、というプロジェクト。東北や地域の現場に貢献する人材を募り、現地で活躍してもらうという支援内容です。現地でどんなプロジェクトが進行しているか、募集プロジェクトのページから一覧で確認できます。たくさんのプロジェクトがありますが、いずれも活動期間は6ヶ月~1年間。今の生活から離れるのはちょっと…という方も、このページから活動できるプロジェクトが見つかるかもしれません。

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国立大学によるベンチャーキャピタル

最後に僕の出身大学が面白そうなことを始めていたので紹介します。

東北大学が100%出資するVC(ベンチャーキャピタル)です。国からの認定を受け、近く活動を開始します。現状では大学内研究室で開発された技術を基にしたベンチャーに出資、支援することになりそうです。以前、東北を日本のシリコンバレーにと謳っていた某自動車メーカーのCMがありましたが、今回のVC設立で東北大学が台風の目となり、東北のシリコンバレー化が現実になるかもしれませんね。


震災復興を契機として今後ますます東北が起業家注目の地域になっていき、「復興はまだまだ」というコメントを耳にする機会がなくなる日が訪れることを願っています。

この記事を書いた人

author by 小林右京

小林右京

トレンドの移り変わりの激しいIT業界を日々ワクワクしながら勉強しています。趣味は最近ボルダリングはじめました。自分の体格に合った答え(登り方)を見つけると快感ですよ!

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