Vizury(ビズリー)が提供する話題の新世代DMP 「Engage360」とは?

Vizury(ビズリー)が提供する話題の新世代DMP 「Engage360」とは?

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みなさん突然ですが、Vizury(ビズリー)さんと言えば、何を思い浮かべますでしょうか。

そう、パーソナライズされたディスプレイ広告、動的なリターゲティング広告の会社さんですよね。そんなVizuryさんが新サービスとしてDMPの提供を開始し、話題になっているのをご存知でしたか?

今回はそのDMP「Engage360」について、実際の画面も踏まえつつご紹介していきたいと思います!単に広告配信の精度を向上するだけのサービスなんかじゃないですよ!

Vizury社のDMP「Engage360」とは何か

Vizuryさんが提供するプライベートDMP、名前は「Engage360」と言います。
例によって、まずはざっくりと3点でまとめてみますね。

1.オフライン・オンライン両方の「人」に関するデータを統合できる

広告クリックデータ、CRMのデータはもちろん、コールセンターでの対応状況などのデータ、Eメール関連データ等々、企業が保有するユーザデータを、オンライン/オフライン問わずにまるっと格納することができるそうです。

これはすごい。夢が広がります。自社データが宝の山になるかもしれません。

取り込めるデータのフォーマットも幅広く、構造化データ、非構造化データ、xml、テキスト、ログファイル、API経由等々で、統合する際の調整はVizuryさんのエンジニアの方にお任せできるとのことです。

参考:クロスデバイス・マーケティングキャンペーンを可能にするDMP「Engage360」の国内導入を発表


2.管理画面上で、統合した大容量データの分析やレポートが素早く行える

ユーザーフレンドリーな管理画面が提供されているので、取り込んだデータを色んな角度から分析し、洞察を引き出すことができます。また、例えばKPIにしている指標のレポーティングもEngage360で作成することができます。


GoogleAnalytics等のアクセス解析ツールのようなイメージで、「人」に関するデータを可視化、分析できるという理解で概ね正しいかと思います。


3.分析結果から作成したセグメントに対して、広告配信等を実施できる

取り込んだデータに対し、自由にユーザセグメントを作成することができ、作成したセグメントに対してマーケティング施策を実施することができます。

GDN等のディスプレイ広告はもちろん、Facebook等のソーシャルメディア広告、Eメール広告も対応しています。

また、Webサイトのパーソナライズ機能と連動させることで、「このセグメントの人には、このコンテンツを表示する」といった最適化も可能なようです。


なぜ注目されているのか

あのVizuryさんから登場したDMPであるということでも注目されていますが、世間のマーケターの頭を悩ませている「クロスデバイス環境下で、いかにマーケティング活動を行うか」に対する解を提供しているという点が大きいのではないかと思います。

つまり、「統合」「分析」「施策の実行」という一連の流れを、Engage360が提供しているということですね。すごい。

絵でいうとこんな感じです。

Engage360による統合および活用のイメージ

海外ではその成功事例が既に発表され、高い評価を得ているようです。

2015年の3月にシンガポールで開催されたFestival Of Media Asia Pacific Awards 2015(FOMA)のSmart Use Of Data部門においてシルバー(銀賞)を獲得していました。

ちなみに、FOMAはアジア太平洋地域全体におけるメディアマーケティングやコミュニケーションに関する事例の中から、特に優れたものに表彰される賞ですね。

参考:中近東大手航空会社エティハド航空での、 “Vizury DMP-Engage360”によるビッグデータマネジメント事例が、FOMA2015シルバーを獲得

改めて、Vizury社について

ご存知の方がほとんどかとは思いますが、改めてVizuryさんの概要についてまとめます。

Vizury社は2008年に設立され、インドのバンガローに本社がある、パーソナライズされたディスプレイ広告、動的なリターゲティング広告※の会社です。2012年から、広告代理店経由でサービス提供をスタートし、2014年の7月に日本拠点が開設されています。
※Vizuryさんのリターゲティング広告については別途ご紹介予定です。ご期待ください!


リターゲティング広告をはじめとしたサービスで、日本では既に130社以上の導入実績があり、業界ではECサイト、人材、不動産、旅行、化粧品、教育等々、多岐に渡っています。

トレンドに合わせ、モバイルを重視した商品を提供していることもあり、2013年~2014年にかけて240%成長、と非常にノっている企業と言ってもよいのではないでしょうか。

  • ひと月当りのインプレッション数10億というリーチ数
  • 顧客(利用者)の維持率95%という実績
  • パーソナライズ広告の表示は12ミリ秒というスピード
  • 100%実費支払モデルでの提供

参考:Vizury社のWebサイトより


余談、というか宣伝ですが、Vizuryさんのリターゲティング広告にも、もちろん弊社データフィード最適化サービス『DF PLUS』は対応しておりますので、ご興味のある方はどしどしお問い合わせください。

DF PLUS お問い合わせフォーム


続いて、具体的な利用者像や、画面についてご紹介していきます。

利用者のイメージ

ユーザーフレンドリーな管理画面が提供されていて、かつ施策の実行までをシームレスに行えるという特性は、マーケティング担当者に向いています。
できるだけ多くのデータを統合することで、より精度の高い分析に繋げられるという点からみると、特に事業部横断のマーケティングチームの方がより活かしやすいのではないかと思います。

また、経営層にも合うはず。レポート等で全社的な状況把握を簡単に行えますからね。

Engage360によるロイヤルカスタマー・マーケティングの活用例

業種:航空会社

大量に保有している、お得意様向けロイヤリティプログラム会員のデータを活用し、マイレージ利用をさらに活性化させたい、という目的でEngage360を導入されたそうです。

ロイヤルカスタマーマーケティング活用事例


結果として、目的のマイレージポイントの利用を40%促進、さらに16%の休眠メンバーアクティブ化にも成功したとのことでした。実行したいと思いつつ、いざやろうとするとなかなか手間がかかる施策ですよね、優良顧客向けマーケティング。


散在していたユーザーデータをEngage360で統合・活用した事例

業種:1000万人規模のサイト登録ユーザーを抱える保険系総合代理店

企業内にユーザデータが散在しているという課題があり、またデータのフォーマットもバラバラなため、それらを繋げた施策を行うことができないという状況でした。

ユーザデータの統合事例


そこで、様々なソースからの多様なフォーマットのデータをEngage360に統合し、全データを横断して統合的に分析ができるようになり、またKPIの測定レポートの作成もEngage360で行っているそうです。結果として、21%のコンバージョン改善15%のコールセンターコストの削減という成果が上がっているとのことです。


「Engage360」の画面ってどんな感じ?

さて、Engage360のデモ画面の中から数点ご紹介します。

保険プランの比較ができるサイトでの状況をバブルチャートで可視化した例です。縦軸にプランの検索回数、横軸が資料ダウンロードコンバージョン率、円の大きさがその量を表しています。

特に気になる部分にフォーカスしたい場合は、マウスで選択することで、拡大することもできます。

バブルチャート画面イメージ
サイトでの状況をバブルチャートで可視化した例


続いては、各地域別のコンバージョン数と、年齢の関係をヒートマップで表した例です。戦略的に攻める地域を直感的に把握することができます。

まずは大枠を掴んで、気になるところはドリルダウンで詳細を確認する、というような使い方が基本になると思います。

ヒートマップ画面イメージ
コンバージョン数と、年齢の関係をヒートマップで表した例


最後に、上記のような画面での分析から、攻めるべき対象を導出、セグメントする時の画面もご紹介します。

管理画面上でポチポチと選択して絞り込んでいくイメージですね。
右側に、保有している全ユーザデータ数と、新規に作成しようとしているセグメントに含まれるユーザ数が表示されています。わかりやすいです。

セグメンテーション画面イメージ
攻めるべき対象を導出、セグメントする時の例

まとめ

いかがでしたか?話題のDMP「Engage360」について、ざっくりと掴めましたでしょうか。
改めて、「Engage360」とは、Vizury社が提供するプライベートDMPであり、

  • オフライン・オンライン両方の「人」に関するデータを統合できる
  • 管理画面上で、統合した大容量データの分析やレポートが素早く行える
  • 分析結果から作成したセグメントに対して、広告配信を含む施策を実施できる

といった形で、ユーザデータの「統合」「分析」「施策の実行」という一連の流れをすべて提供しています。

デバイスの多様化、複雑化するコンタクトポイントへの対応が求められる状況において、オンライン・オフラインを問わずにデータを統合し、様々な切り口で分析、そしてセグメントに対して施策までシームレスに連携していることは、今後のマーケティング活動において強力な武器になって行くはずです。

競合他社さんに先んじて、最先端のマーケティング施策を検討してみてはいかがでしょうか。

おまけ

今回の記事作成にあたって、Vizury社からEngage360のシニアプロダクトマネージャー Sachinさんと、メディアマネージャーの井上さんに詳しい説明をして頂きました。ありがとうございました!

Vizury社のお二方と共に

この記事を書いた人

author by 谷垣 進也

谷垣 進也

BtoBマーケティング畑からやってきた人見知りマーケター。 複雑化するアドテク界隈のあれこれを、ざっくりと(できるだけ図解で)ご紹介していきたいと思います。

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