記事が10倍速く読める!Facebookのインスタントアーティクルズって何?

記事が10倍速く読める!Facebookのインスタントアーティクルズって何?

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5月12日、Facebookは「インスタントアーティクルズ(Instant Articles)」と呼ばれる新機能を公開しました。

この新機能はFacebookのニュースフィードフィード上に流れてくる読み物コンテンツのロード時間を10倍も短縮するという素晴らしい機能なんです。

今までFacebookのフィード上に流れてくる記事は、「続きを読む」などをタップして外部サイトへ移動し、そこから読み込みが終了するのを待たなければいけませんでした。その間なんと約8秒。

この8秒は、記事をすぐ読みたいと思っている我々ユーザーにとって、とてもとても永い時間に感じられるものです。長い読み込み時間に耐え切れず、読むのを諦めてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。

今回Facebookが実装した新機能「インスタントアーティクルズ」は、この時間を約1/10も短縮し、わずか0.8秒で記事が読めるようになったとのこと!読み込み時に途中離脱していた人も、もうイライラしないで済むかも知れません。いくつもの記事を圧倒的にサクサク読めるようになるんです!

ただ、残念なのが現在(6月11日時点)では日本は未対応なこと。対応される日が来るのを信じ、今のうちにチェックしておきましょう!

なぜこんなにも時短できるのか?

インスタントアーティクルズのおかげで記事の読み込み時間が大幅に短縮されることは、僕らとしてはとても嬉しいことです。が、でもなぜこんなにも時短が可能になったのでしょうか。

その秘密は提供元のメディアの記事をFacebookのニュースフィード内に直接、埋め込んでしまうことにあります。

Facebookのニュースフィード上に記事コンテンツを埋め込むことによって、記事の閲覧毎に別のブラウザが立ち上がって記事の読み込みが始まる…という長いプロセスが無くなるんですね。その結果、ユーザーは待ち時間を大幅に短縮することができるのです。

メディア側への影響は?

インスタントアーティクルズはユーザーにとってかなり便利な機能です。では、メディア側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

インスタントアーティクルズは、テキストだけでなく高画質の画像にも対応しています。拡大やスマホ傾け等の調整もOK。動画も対応しており、しかも自動再生です。また、音声ファイルの再生も可能というとにかく閲覧に不自由しないのです。

この環境は、メディア側もメリットになりますよね。さらに、コムスコアなどの解析ツールを使えばアクセスデータをみることができるとのこと。さらにさらに、掲載する記事コンテンツの中の広告が売れた場合、その全ての売上が貰えるのです。

ちなみに、Facebook内のバナーやネイティブ広告のようにFacebook内の広告ネットワークを利用して広告を販売することもできますが、その場合は売上のうちの70%がメディア側の取り分となり、残りの30%がFacebook側の取り分となるそうです。ローンチ時にはNew York Times、Buzzfeed、National Geographicなど大手メディア9企業がパートナーとして名を連ねていました。

Facebookの狙いはユーザー集めか

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では、この新機能の提供元であるFacebookにはどのようなメリットがあるのでしょうか。結論から言うと、Facebookはユーザーのメディア視聴の時間をも取り込もうとしているということです。

インスタントアーティクルズが成功し、浸透すれば、ユーザーはニュースを読むのもFacebook上で済ませてしまうということになります。つまり、ユーザーのFacebookでの滞在時間を延ばし、ユーザーが広告に触れる機会を増やすことが狙いの一つではないかと思います。

このインスタントアーティクルズ、日本ではまだ対応されていませんが、対応された際にはどの企業が最も早く取り入れるか、今からとても楽しみです。

★参考:Facebook Starts Hosting Publishers’ “Instant Articles”-techcrunch
★参考:フェイスブックとメディアのコンテンツ提携は、モバイルジャーナリズムの実験場になるか-新聞紙学的
★参考:Facebook 新サービス「インスタントアーティクル」がもたらす衝撃とは?-イノーバブログ
★参考:Introducing Instant Articles-Facebookmedia

この記事を書いた人

author by 目黒 龍平

目黒 龍平

北海道札幌市出身の道産子。実はサッカー部でガリガリのくせになぜかゴールキーパーだったという。この業界ではまだまだひよっこですが、全力でがんばります!

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