Tech業界注目の”Magic Leap”とは?AR/VRの知識を固めておこう!

Tech業界注目の”Magic Leap”とは?AR/VRの知識を固めておこう!

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「AR(拡張現実)」、「VR(仮想現実)」という言葉はみなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
最近何かと耳にするAR/VRについてMagicLeapなどの例を挙げながらご紹介致します!

AR/VRと言えば、2015年1月にマイクロソフトが紹介した”ホロレンズ”は記憶に新しいところですが、先日6月2日には、シリコンバレーで最近非常に注目を集めているAR企業「Magic Leap」社が、同社のSDKをサードパーティにむけてリリースするとの記事が紹介されました。
★参考:Googleも出資した謎のAR企業Magic Leap、SDKを公開へ-CIO

Magic Leap社が開発しているのは「フォトニクス・ライトフィールド・チップ(photonic lightfield chip)」という技術。これは3D映像をユーザーの目に直接投影して、目の前にフィクションを映し出すという技術です。スクリーンじゃなく、自分の手の中に、本来そこには無い立体物を映すということができるんです。


※動画は同社HPより。

2014年10月にはGoogleやクアルコムなどが5億4,200万ドルを出資したと報道され、業界にとっての関心の高さがうかがえます。

今回の発表により、AR世界の実現も近いのでは?と期待高まる人も多いのではないかと思います。

そこで今回は、Magic Leap社が用いている「AR」について、そして「AR」と並んで称されている「VR」について、ちょっとお伝えしたいと思います。

この2つ、技術や違いなどわかっているようで実は曖昧…なんてことはありませんか?改めて基礎知識をお伝えするとともに、取り組みの事例や「AR」「VR」の発展、今後の展望などについて紹介していきたいと思います。

目次

  • そもそもAR(拡張現実)/VR(仮想現実)って?
  • AR/VRでどんなことができるの?
  • ~AR/VRを用いた取り組み事例紹介~

  • AR/VRの今後
  • まとめ

では、よろしくお願いいたします!

そもそもAR(拡張現実)/VR(仮想現実)って?

そもそもAR/VRってなんでしょう?まずはそこから紹介していきたいと思います。

ARとは?

wikipediaでは、

拡張現実(かくちょうげんじつ、英: Augmented Reality、AR)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。

と紹介されており、下のイメージのように現実の空間・環境に何らかの情報を付加していく、という技術になります。

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これは愛知県陶磁資料館で行われたARイベントです。館内でスマホをかざすと、施設の情報やクイズが風景に表示されるというもの。このイメージだと、文字付きの黒い看板がARです。


また、Magic Leapは予告編広告として、この様な動画を公開しています。


こちらはマイクロソフトのホロレンズの紹介動画。

なんとも近未来的なイメージで、ロマンチストな筆者としては子供心が蘇ってくるようです。

では、今度はVRについて見てみましょう。


VR(仮想現実)とは?

wikipediaでは、

バーチャルリアリティ(英: Virtual Reality,VR)とは、実際の形はしていないか、形は異なるかも知れないが、機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系。

と紹介されており、現実の世界に情報を投影するARとは異なり、VRは仮想の世界・ネット上の空間そのものにユーザーを没入させるものです。

VRではOculus VR, Inc社の「Oculus Rift」というヘッドマウントディスプレイ(HMD)が注目されており、これは広視野角・ヘッドトラッキング(頭の動きに表示が追従する)といった技術に特化したVRです。同社は2014年3月、Facebookに20億ドルで買収されています。

「Oculus Rift」もデモ動画が公開されています。

ARのMagic Leap、ホロレンズと見比べると、違いをより感じられるかもしれません。

AR/VRを使ってどんなことができるの?

さて、先ほど紹介したMagic Leap・マイクロソフトのホロレンズはAR、Oculus RiftはVRに分類されますが、AR/VRはなぜこんな注目されているのでしょうか?この技術によって何ができるのでしょうか?

事例でみてみましょう!

ARを用いた取り組み事例紹介

まず取り上げたいのは、IKEAさんの事例。
IKEAさんは、皆さんもご存知の家具・インテリアの会社ですね。IKEAではARを用いたカタログアプリをリリースしており、自宅の部屋にお目当ての家具を置いて見ることができるんです。

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このアプリでは、カタログ冊子で欲しい家具(例えばソファ)を見つけたら、スマホでページをスキャンし、新しくソファを置こうと思う場所にそのカタログを置きます。再びスマホでカタログをかざすと、カメラ画面にその製品の位置や大きさが表示され、購入前に部屋に置いたときのイメージやサイズ感を確認することができます。

★参考:IKEAのARカタログがすごすぎる…-IDEA*IDEA
★参考:「自宅に家具を置いてみる」イケアのARアプリ-wired

また、他の事例としてニッセンさんもARを用いたカタログアプリをリリースしていたり、なんとARを用いた郵便ハガキなどもあるようです。

・KDDIとニッセン、ARアプリ「カタログカメラ」リリース~カタログとスマホを融合した新ショッピングスタイル-MarKeZine
・ゆうびんAR-App Store


VRを用いた取り組み事例紹介

一方、VRの方はいかがでしょうか?
ここでは、あの楽天さんと長野県による事例を紹介いたします。

この事例は、楽天トラベルと長野県が連携し、楽天の研究開発部門である「楽天技術研究所」独自の技術を活用した「バーチャルリアリティ(VR)観光体験」イベントを行ったというものです。

参加者はVRを用いることで、「善光寺」やパワースポットとして人気の「戸隠神社」を実際に訪れて観光しているような疑似体験を行うことができるんです。

プレスリリースによると、360度動画ではなく、実写の静止画像を用いて、更に空間内を自由に移動できるようにしたという事。主体的に動けるというのがどのレベルなのかにもよりますが、見ているだけよりも没入感が高そうですね。

★参考:楽天トラベル、銀座NAGANOで「バーチャルリアリティ観光体験」イベントを開催-PR TIMES

他の事例としては、新車発表時のデモとして利用された例や教育現場・現場での研修などで活用された例も見られます。

・新車発表キャンペーンにEONのホログラフィック・ソリューションを採用-AR/VRソフトウェア
・EONを含むVRシステムの導入-AR/VRソフトウェア


このようにAR/VRそれぞれの事例を見ていくと、用途のスケールが異なるのがわかります。ARでは周りにある身近なものに対して新たなイメージを浮かび上がらせることでより便利・わかりやすい体験が得られ、VRでは大きな構造物や空間丸ごと体験できるという違いがあるようですね。

他にもフェスやイベントに活用した事例、観光に利用した事例、消防の訓練に利用した事例などもあり、非常に興味がそそられます!詳しくはこちらのサイトもご覧ください。

・拡張現実(AR)の最新技術-20140227-slideshare
・VR×Unityによる広告プロモーション最新例-Unity
・VR CREATIVE AWARD 2015-VRコンソーシアム

AR/VRの今後

今回紹介したように、AR/VRは非常に注目を集めており、数多くの取り組みが行われていることがわかりました。今後このAR/VRはどのようになっていくのでしょうか?

サンフランシスコの調査会社Digi-Capitalによると、2020年までに両分野を合わせた市場規模が1,500億ドル規模(VR分野が300億ドル、AR市場が1,200億ドル)に到達すると示しています。

同社の見解では、VRはゲームと3D映画に適し、基本的に座って楽しむものになるだろうとのこと。また具体的なニッチ市場として、医療や軍事、教育関係の市場を挙げています。

一方ARは、電子決済や音声呼び出し、Webブラウジング、映画やTVのストリーミング、企業用アプリ、広告、コンシューマーアプリ、テーマパークライドといった利用方法が登場し、スマホ/タブレット市場への親和性によって市場を勝ち取るかもしれないとの見解が示されました。

★参考:AR/VR市場は2020年までに1,500億ドル規模に到達する、Digi-Capitalが興味深い調査結果を発表-doople

まとめ

いかがでしたでしょうか?
話題のAR/VRについて、改めて紹介する形でお伝えしたのですが、ARとVRの違いや取り組みやその事例についてなどなど、少しでも皆さんのお役に立てましたら幸いです。

市場としてもテクノロジーとしても、ロマンチストな男子心?としても、魅力いっぱいのAR/VRですが、今後の動向に目が離せませんね。

この記事を書いた人

author by フィードフォース全力チーム

フィードフォース全力チーム

株式会社フィードフォースの社員たちがそれぞれの専門分野、関心(時には趣味)をもとにネットマーケティングに役立つ情報を発信・共有します。 個性豊かな社員ライターたち一同、独自の知見と感性を活かし、あっつあつの情熱をもって運営中。ぜひお気軽にコメントくださいませ!

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