【保存版】BUYボタン Facebook、Google…各プラットフォーマー動向まとめ 厳選9サービス

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なにやらBUYボタン周りの動きが慌ただしくなってきました。

★Googleの検索結果から直接買い物できる「買う」ボタンが近日中に追加予定

★Facebook、Shopifyと共同で「Buy」ボタンのテストを開始

先日Googleが買うボタンの導入を発表し、FacebookもBUYボタンの導入を試験的に始めたと発表しました。その他にもTwitterやPinterestがアメリカで試験導入し始めています。

このように昨今盛り上がりをみせているBUYボタンですが、実はSNSにBUYボタン等のコマース機能を持たせるという動きは今に始まったことではありません。以前からEコマースと親和性が高かったファッション系SNSなどでは、コマース機能の導入が始まっていました。

そこで今回は、SNSがECサイトのようにコマース機能を持つようなった経緯を整理した上で、各プラットフォーマーにおけるBUYボタンの動向をまとめていきたいと思います。

目次

  • SNSとECの関係
  • ソーシャルコマースの登場
  • コマース要素が低かったSNSもいよいよEコマースに進出
  • 各プラットフォーム動向まとめ
  • 各プラットフォーマーを徹底比較
  • まとめ

SNSとECの関係性について

みなさんはSNSといったら何を思い浮かべますか?
FacebookやTwitter、LINEなども今は外せない感じでしょうか?

ではECサイトといったら何を思い浮かべるでしょうか?
といっても、今は多種多様なECサイトがあるので・・
Amazon、ZOZOTOWNといったところが王道ですかね。

少し極端すぎたかもしれませんが、これだけ聞くとあまり親和性がないように感じるかもしれません。
元来これらが交わることはなかったですし、想定されていなかったとも言えるでしょう。

しかし、Amazonにはご存知のように口コミがありますよね。みなさんも口コミやユーザー評価を基準にして商品購入をしたことがあるのではないでしょうか?
gooリサーチでは実に81.6%の人が、口コミが気になると回答しています。

このように、購買において他者の評価を参考にすることが当たり前になった昨今、消費者の口コミや個人間のコミュニケーションといったものが、売上に対し重要な役割果たしています。

ソーシャルコマースの登場

そしてここに目を付けSNSとEコマースの親和性を見出し、SNSとEコマースを掛け合わせたサービスとして生み出されたのが、ソーシャルコマースといった概念になります。

では従来のECサイトとは何が異なるのでしょうか?
ソーシャルコマースについて、わかりやすい説明がありました。

「例えば、誰かわからないけど、とりあえずクチコミで人気みたいだから買おう」というのは従来のeコマースですが、「いつもオシャレだなと一目を置いているAさんが、Facebookでシェアしていたリンクをクリックして商品を購入する」というのがソーシャルコマース。ここで重要なのはAさんと面識があるかないかということではなく、ソーシャルメディアでAさんのアクティビティを日頃チェックしている点と、Aさんの価値観を評価して影響を受けているという点なのです。

★参考:モノの新たな価値を見出すソーシャルコマースとは?

つまり、購入サイトの漠然としたレビューや口コミではなく、その道の専門家(信頼できる人)の意見を参考して、購入の意思決定をするといったイメージに近いと思います。

ソーシャルコマースの例を見てみましょう。

1: Fancy

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「FANCY」は2012年にアメリカで誕生した画像共有型のSNSサービスで、現在ソーシャルコマースと呼ばれているサービスの中では、いち早くコマース機能を取り入れたサービスでもあります。

アメリカでBEST APPにも選出され、PinterestのEコマース版と称されるように商品の売買を意識したサイト設計になっているのが特徴です。
どの商品も画像下部のBuyボタンをクリックすることで、個々のECサイトに移ることなく商品を購入することが可能です。(上記の図)

Buyボタンの隣にはFancy(いいね)ボタンがあります。
タイムラインには、お気に入りのブランドやショップの商品、また、フォローしたユーザがFancyした商品をチェックできたりします。

すでに世界140カ国以上、1100万人の利用者を持つFANCYですが、Fancy(いいね)ボタンなどのSNS要素とBuyボタンといったコマース要素をうまく組み合わせたソーシャルコマースのいい例ではないでしょうか?

コマース要素が低かったSNSもいよいよEコマースに進出

以上のように、SNSとコマースを掛け合わせた取り組みはソーシャルコマースとして確立されてきました。

では、今改めてBUYボタンが注目されている背景は何なのでしょうか?
冒頭でも述べたように、ここにきてGoogleやTwitterといったコマース要素の低かったSNS、さらにはGoogleなどが、その圧倒的なプラットフォーム力を活かしてBUYボタンの導入、つまりEコマースに進出してきたからです。

ECサイトから始まったBUYボタン(決済機能)が、ソーシャルコマースを経て、遂に大手SNSや検索プラットフォーマーにも実装する準備が整いつつあるのです。

FacebookやGoogleがコマース分野に進出することによって、さらなる収益源の拡大を狙っていることは明白です。
プラットフォームを離れることなく商品の購買ができれば、広告効果のUPも期待できますし、なにより購買データを取得できます。それを基にターゲティング広告などが出来るようになると、ECサイト側にとっては見逃せない市場になるでしょう。

これにより、ますますSNSとEコマースの境目は曖昧になり、両者を巻き込んだ激しい競争が始まると予想されますね!

各プラットフォーム動向まとめ

それでは、前置きが長くなりましたが、ここからコマース要素の低いSNSからソーシャルコマースまで、BUYボタンに関する各プラットフォーマーの動きをまとめていきたいと思います。

2: Facebook

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Facebookは何度かBUYボタンの実験をしているようです。先月も、世界最大級のショップカートサービス展開する「Shopify(ショピファイ)」を利用する店舗を対象に「Buy」ボタンのβテストの提供を招待制で開始しています。

Facebookの「Buy」ボタンは、投稿に商品を購入するための「Buy」ボタンを設置することができます。広告として表示することもでき、ニュースフィードから離れることなく商品を購入することができるようです。

任意でクレジットカード情報をFacebookに保存できるので、Facebookをプラットフォームとしてオンラインショッピングができようになるかもしれません。

★参考:Shopify and Facebook Announce Expanded Beta Test For “Buy” Call-To-Action Button

3: Twitter

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Twitterも2014年9月からテストを開始し、試験段階のようです。
仕組みとしては、ツイートで紹介されていた商品に対して、「Buyボタン」を押せば詳しい情報が表示され、支払い情報などを入力して購入することができるようです。

Twitterでも情報の保存は可能で、次回からは何度かのクリックだけで、商品購入ができるようになるようです。

★参考:Testing a way for you to make purchases on Twitter

4: Google

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冒頭でも紹介したGoogleですが、まずはアメリカで今年から来年にかけて、モバイル広告主に対して買うボタンの機能を提供していくようです。

Googleの買うボタンは、モバイル検索広告の中に表示されます。クリックすると直接購入ページに誘導され、個々のECサイトを訪れることなく購買が完了します。

★参考:Google Inside AdWords

5: Pinterest

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Pinterestも商品を直接購入できるBuyable Pin(購入可能ピン)の導入を今年6月に発表しました。まずはアメリカでの導入になるようです。

ピンボタンの隣の「BUY IT」ボタンを押せばPinterest上で簡単に購入することができ、Apple Payとクレジットカードのいずれかで決済ができるようになるようです。

★参考:購入がPinterestで可能に

6: Instagram

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Instagramでも先月、広告投稿に「BUY」「ダウンロードする」「サインアップする」のボタンが追加されることが発表されました。

まずはアメリカでの導入になり、詳細は不明ですが、完全にInstagramから離れることなく商品を購入できる仕組みになるようです。

★参考:The Next Steps for Ads on Instagram: New Formats, Increased Relevance, Broader Availability

7: Origami

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SNSとECをうまく組み合わせたショッピングアプリ、ORIGAMIも知名度が高いですよね。お気に入りの有名人やユーザー、またブランドやお店などもフォローできるアプリです。

ORIGAMIはサービスの開始時点から購入機能が備わっており、アプリ内で購入が出来るように設計されています。
タイムラインに流れてくる画像をクリックすると、ページの下部に常に購入するボタンが表示されており、決済画面に進むことが出来ます。

8: Sumally

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Sumallyをご存知でしょうか?
世界中のモノの”百科事典”を作るというコンセプトをもとに立ち上げられたサービスです。

ユーザー数は50万に迫り、登録アイテム数も150万(去年8月時点)を超えており、CtoCの個人間の売買もできるようになっています。

購入できる商品とできない商品があり、購入できる商品もAmazonなどのECサイトに誘導されるものもあります。ただ、個人間売買などはSumaly上で決済まで出来るようです。
購入できる商品は画像にカーソルを合わせると、買うボタンが表示されます。(上記図)

9: WEAR

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WEARは、ZOZOTOWNを運営している株式会社スタートトゥデイがリリースしているファッションコーディネートアプリです。

芸能人やモデルが着ているアイテムなどをZOZOTOWNなどで購入することができる仕組みになっています。

気になったアイテムをクリックすることで、上記の図のようなBUYボタンが表示されます。ただ、BUYボタンをクリックしても、ZOZOTOWNをはじめECサイトに誘導される形になっています。

徹底比較

いかがでしたでしょうか?
今年に入って、各プラットフォームがこぞってBUYボタンの発表をしていることがわかります。ただ、FacebookやGoogle、Twitterが実験をしている一方で、ソーシャルコマース系はBUYボタンを武器に一歩先を進んでいる感じがしますね!

また、プラットフォーム上で支払い情報などを保存でき、決済まで完了できるのか、あるいはECサイトの誘導のみになっているのかも重要だと思います。

下記の図では、BUYボタンの実用段階や日本での導入状況、決済まで完結できるのかについて整理し表にまとめてみました。

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※2015年8月6日現在
※1 決済機能まで持たないが、アプリを完全には離れない。
※2 決済までできて購入できる品とできない品がある。
※3 ZOZOTOWNやその他ショップサイトへ遷移します。
  ZOZO IDを使って、WEARにログインすることはできるようです。

まとめ

圧倒的なユーザー数を抱えるFacebookやTwitterのSNS系、Googleの検索広告。今後様々なプレイヤーがEコマース市場に進出してくることが予想されます。

先駆けてBUYボタンを導入したソーシャルコマース系、さらには既存のECサイトとどう相見えることになるのか。
プラットフォームを巡る争いからますます目が離せなくなりそうですね。

この記事を書いた人

author by 高山 光

高山 光

カープファン歴17年の、カープ女子ならぬカープ男子です。 今後要注目だと思ったトレンドを、事例などを交えて、わかりやすくお届けしていきたいと思います。

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