IoT最前線【Wearable Tech Expo in Tokyoレポート】 話題のIoTデバイスをまとめて紹介! Misfit、Edyn、Jibo、Sensely・・

IoT最前線【Wearable Tech Expo in Tokyoレポート】 話題のIoTデバイスをまとめて紹介! Misfit、Edyn、Jibo、Sensely・・

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2015年9月7日(月)、8日(火)にビックサイトで開かれた「Wearable Tech Expo in Tokyo 2015 featuring IoT & VR」に行ってきました!
Wearable Tech Expo in Tokyo とは、朝日新聞メディアラボや博報堂らと共同で行われた国際カンファレンスで、米国発の国際ウェアラブルテクノロジーカンファレンス「Wearable Tech Expo」に端を発しています。

今回は第2回でテーマは「IoTとVR」でした。IoTそのものについては詳しい説明は省きますが、簡単に言うと「モノのインターネット」で、スマートフォンで操作できる電球などのスマート家電が有名ですよね!

実際に来日して講演をした企業のIoTデバイスや基調講演の中で触れられていた話題の事例なども含めて、ネット上でのリサーチを加えてまとめてみましたので、ご紹介していきたいと思います!

目次

  • 公共交通×IoT〜初の公共プロジェクト〜
  • 農業×IoT Edyn
  • 医療×IoT Sensely
  • 健康×IoT Misfit
  • 家庭用ロボット Jibo
  • まとめ

公共交通×IoT〜初の公共プロジェクト〜

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もしかしたら公共交通×IoTと聞いてもあまりピンとこないかもしれません。しかし今回ご紹介するロンドン地下鉄の事例は、IoTの可能性を示す好事例です。
というのも、公共交通は、エスカレーターやエレベーター、空調システムに監視カメラなどといったあらゆるシステムの集合体です。そのシステムからデータを取得でき統合することが出来れば、様々な知見が得られることは間違いないでしょう。

ロンドンの地下鉄は、毎年10億人が利用している世界初の地下鉄です。しかし、遅延や故障などで悪名高いと言われているようで、IoTによる監視システムの導入に踏み切りました。以下がその事例紹介の動画です。


エスカレーターやエレベーター、監視カメラなど様々なところにセンサーを搭載し、温度や振動、湿度、障害やシステムの警告等のデータを取得し、それらをMicrosoft Azureに統合。
その結果、システムの劣化がライブデータからわかるようになり、コストが30%も低減したようです。

公共交通の多くは、点検するにも夜間のわずかな時間しか活用できず、また点検箇所も広範囲に及びます。その管理や点検を効率化し、コストを低減したいニーズはどこもあるのではないでしょうか?
また、公共交通にとどまらず、大型の百貨店やエンターテイメント施設にも応用できそうですよね!

農業×IoT Edyn

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注)データは、2015年5月21日 東京大学先端科学技術研究センター 特任教授 稲田修一氏による「ビジネスを革新するビッグデータ活用〜M2M/IoT活用がもたらす持続的イノベーション〜」 の講演資料P2から引用

まずは上記の図をご覧下さい。
オランダは九州程度の面積しかないのにも関わらず、日本を遥かに凌駕する野菜の収穫量を誇り、トマトの単位面積当たりの収穫量にいたっては、日本の10倍にも!
もちろん地理的な条件の違いや、単に収穫効率を求めていけばいいわけではないですが、世界2位の食料輸出国までに躍進しているオランダに学ぶ点はあるはずです。

では、ここまでの躍進を支えたものはなんなのでしょうか?
それはずばり、ICTの活用です。最適な生育環境をデータに基づいて導きだし、人工的に実現していったのです。

このように、食料問題と絡めて注目される農業×ITですが、この分野において、最近シリコンバレーで話題になっているスタートアップが「Edyn」です。
Edynのプロダクト「Edyn Garden Sensor」を土壌に刺すことで、湿度や温度、光量や土壌の環境状態といったデータを取得。それらをクラウドに保存することで、各々の土壌環境に合わせた肥料の選択、水やりの頻度といったアドバイスをしてくれるサービスを展開しています。
以下がその紹介動画です。

Introducing Edyn from Edyn on Vimeo.

Edynは「Edyn Water Valve」といった自動で水やりまでしてくれるプロダクトを開発。これも土壌から得られた水分量やその他の環境情報と組み合わせることで、最適なタイミングで水やりを行うサービスです。
Edynはこれらのサービスを通じて、食糧の持続的で安定的な生産を目指し、課題解決を図っていくようですが、日本でも週末農業といった考えがあるように、農業の新たな形を促進してくれるかもしれませんね!

医療×IoT Sensely

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IoTの中で特に注目されている分野がヘルスケア領域ではないでしょうか?
特に遠隔医療の分野で市場の高い成長が予想されているようです。

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★参考 遠隔医療の市場規模、5年で10倍超に

日本でも先日、医療費が40兆を超えたとのニュースがありました。
遠隔医療を利用する患者の数も、2013年の35万人弱から2018年には700万人へ増えるとIHS社は予測しており、ますます増えていくニーズに対して、アップルウォッチをはじめ各社がこぞってソリューションを提供し始めています。
そんな中、アメリカからSenselyが来日、「ヘルスケアのためのウェアラブル:デバイスが真の臨床価値を生み出す時」と題して講演をしました。

Senselyは、ディスプレイ越しに看護師のアバターを使って、在宅治療の支援をするサービスを提供しています。慢性疾患の患者が主なターゲットで、日々のモニタリング(血圧の測定など)からフォローアップケアの実行をサポートしてくれます。
血圧等の測定したデータはリアルタイムでフィードバックを受けることができ、患者一ひとりにカスタマイズされたサポートが受けられるようです。もちろん医師とのビデオ通話機能もあります。
以下がその紹介動画になります。

アメリカでは慢性疾患患者の医療費が、医療予算の多くを占めている現状があり、いかに慢性疾患患者の医療費を削減するかが課題にとなっています。
このようにIoTデバイスの力を借りることで、在宅診療や遠隔診療が普及していけば、医療費削減の一助になっていくのではないでしょうか。

健康×IoT Misfit

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活動量計として日本でも馴染みのあるMisfit。フィードフォース社員のなかにも身につけている人がちらほら! 今回は「Misfitが進める大手ブランドとのコラボレーション事例と、今後のWearable2.0デバイスの方向性」と題して講演をしていました。
昨今、様々な活動計量計のウェアラブルデバイスが登場していますが、講演の中でも「ウェアラブルはファッションアクセサリーでもある。」と強調していたように、Misfitの特徴はそのファッション性ではないでしょうか。
腕だけにとどまらない身に付け方を提案し、スワロフスキーとコラボした製品も発売。2015年10月には、スイムウェアブランドSpeedoとのコラボした「Speedo SHINE」発売しました。
ブランド力を向上させていくために戦略的に大手企業とコラボレーションしてきことが講演からは窺い知れました。
そのMisfitが目指す未来ですが、Wearable1.0からWearable2.0へ進化するにあたって、単なる活動量計としての機能に加え、コントロール感を備えたデバイスを提供していくようです。
以下がその動画です。


動画内で紹介されている使い方以外にも、with Misfitで今後様々な使い方を提案していくとのこと。ますます目が離せなくなりそうですね!

家庭用ロボット Jibo

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家庭用ロボットは、日本ではPepperが有名ですよね!
ただこのJiboもかなり実用的です!アメリカで開発されクラウドファンディングで資金を調達していて、日本の会社も出資しているようです。
ともあれ、Jiboの世界観は動画を見て頂けると早いと思うので、さっそく動画紹介からです!

動画内で紹介されていた機能以外にも、これから様々な機能が追加見込みとのこと。
これだけの機能が1つのIoTに集約されてくると、今後、家庭用ロボットがIoTのプラットフォームの役割を果たしそうだなと思ったりします。
「こういう機能を開発したから、Jiboに搭載させよう」みたいな感じで!
単身世帯や高齢の世帯が増えていくにつれ、ますます家庭向けロボットのニーズも増していきそうな予感がしました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
2020年には500億個のものモノがインターネットと接続し、$1.9兆のマーケットに成長するといわれているようです。
このイベントに参加して思ったことは、もうIoTを無視することはできないということ!
そして、この流れから取り残されてはいけないということです。
本当にわくわくしたイベントで、特に今回ご紹介した4つのIoTデバイスの今後の進化には要注目だと思いました!

以上、Wearable Tech Expo in Tokyoのレポート記事でしたー!
ありがとうございました!

この記事を書いた人

author by 高山 光

高山 光

カープファン歴17年の、カープ女子ならぬカープ男子です。 今後要注目だと思ったトレンドを、事例などを交えて、わかりやすくお届けしていきたいと思います。

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