人工知能(AI)って結局なにができるの?詳しく調べてみた!

人工知能(AI)って結局なにができるの?詳しく調べてみた!

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こんにちは!太田です!
最近、テレビやネットのニュースなどで「人工知能(AI)」という言葉を聞くことが多くなりました。

ビッグデータを解析して、ビジネスに役立たせるAIや東大合格を目指すAIなど…AIが活躍する分野はかなり広がってきています。

しかし実際のところ、AIは何ができて、何ができないのでしょうか?いまいちピンと来ていない人も少ない無いと思います。
なので今回は、人工知能が結局のところ何ができるのか、そして何ができないのかを具体的なサービスを事例として、まとめてみました!

    【目次】

  • 「人工知能」のおさらいをしてみよう!
  • 人工知能はどんなところで使われているの?
  • 人工知能が苦手とすること!
  • まとめ

「人工知能」のおさらいをしてみよう!

そもそも、人工知能とは、いったい何を指すのでしょうか?

明確な定義は決まっていませんが、
人工知能とは、自力で「学習・成長する」ソフトウェアのことを指します。

通常のソフトウェアはあらかじめプログラムされた処理を繰り返すだけですが、人工知能は、学習、成長を通じて、よりよい処理を行います。

以前、グーグルの人工知能が猫の画像を識別できるようになったと話題になりましたが、あれは深層学習(ディープラーニング)という手法で人工知能が学習・成長した結果です。
開発された段階では、猫の画像を識別することが出来ませんでしたが、大量の猫の画像データを、いわゆる「教科書」にして、猫の「かたち」を学習しました。

データを読み込ませれば読み込ませるほど、賢くなる」のが人工知能だと言えます。

また、グーグルは先日、自社で開発した人工知能「テンソルフロー」を公開(ビジネスへの転用も可)しましたが、これは、人工知能を多くの人に使ってもらうことによって、人工知能を学習させ、テンソルフローを成長させようという思惑があったからかもしれません。

米グーグル、人工知能をソフトを無償で公開(日本経済新聞)

人工知能はどんなところで使われているの?

どのようなところで人工知能を活用されてるのかを、実際のサービスを通して見ていきたいと思います。

BtoCサービス

キャリアトレック(careertrek)
ビズリーチが提供する「レコメンド型転職サービス」です。ユーザーが答えた幾つかの質問を元に、ユーザーの志向を把握し、それに合わせた企業の提案(レコメンド)を人工知能が行います。そのため、自分に合いそうな企業を短時間で見つけ易くなります。

Lemon
Lip inc.が提供するSNSサービスです。入会審査を独自開発の人工知能が行っており、「30%以上の既存メンバーとの親和性がある」と判定された場合のみ入会可能になっています。そのため、親和性が高いメンバーとのコミュニケーションを楽しむことができ、実際、「社交サロン」のようなコンセプトで作られています。入会審査通過率は1%という噂もあります。

SENSY
カラフル・ボード株式会社が提供する「ファッション人工知能アプリ」で、ユーザーの嗜好に合ったコーディネートや服を提案してくれます。コンセプトは「手のひらに、スタイリストを。」で、自分が服を選ばなくとも、好みに合った服をアプリが提案してくれるので、便利です。

こうしてみると、人工知能がユーザーの「嗜好・好み」という「情報」をもとに学習し、ひとりひとりのユーザーに合った企業や人や商品などをレコメンド、マッチングさせるサービスが多いように思えます。当然、人工知能の特性上、サービスを使えば使うほどにマッチングの精度が上がっていきます。

BtoBサービス

Hitachi AI Technology/業務改革サービス
これは日立が提供する経営課題の解決を支援するサービスになります。自社で開発した人工知能技術である「Hitachi AI Technology/H」を使い、ビジネスに関連するビッグデータの中から、経営上のKPIとの相関性が強い要素を発見し、業務改革施策の立案に繋げます。膨大なデータを機械で分析し、人間では気づけないような相関関係を見つけ出せるのが強みです。

Virtual Assistant」(仮称)
NTTコミュニケーションズが2016年夏から提供予定の対話業務支援サービスです。オペレーター・販売員の業務をサポートするだけでなく、コールセンターの一次受付や店頭窓口、アウトバウンド要員をクラウド上の人工知能に置き換えることが可能になります。それにより、エンドユーザーはいつでも均一なサービスを受けることが出来るようになり、コールセンターの人件費も削減できます。

B→Dash
フロムスクラッチが提供する人工知能を搭載した、マーケティングオートメーションツールです。他のマーケティングツールでは、収益向上につながる要因の抽出は、利用者(人間)によって行われていましたが、「B→Dash」では、人工知能を使い、人間が行うよりも効率的にその要因を抽出し、施策の提案、自動化までを実現しています。

人工知能を使った法人向けのサービスは「業務の自動化」を行うものが多いようです。データ分析など人間が行うと膨大な手間と時間がかかる業務でも、人工知能なら効率的に、なおかつ人間が気づかないようなデータ同士の相関関係をも見つけることができます。

個人的に面白いと思うサービス

りんな
女子高生人工知能というコンセプトでリリースされたサービスです。マイクロソフトがLINEを通して提供しています。LINE上で無料で人工知能とのメッセージのやり取りを体験できるので面白いです。「誰かと会話したいけれど会話する相手がいない」という寂しい状況のときは是非使ってみてはいかがでしょうか。

VR面接
転職支援サービスDODAの「未来の面接プロジェクト」企画の第一弾になります。人工知能だけでなく、VR(仮想現実)技術まで使っています。就活生や転職希望者なら誰しも「面接練習したい」と思うことがあると思いますが、このサービスを使えば、気軽に面接練習ができます。ちなみに面接官は坂本龍馬です。

「Ponanza」
ポナンザは将棋を行う人工知能です。大量の棋譜データを読み込ませることによって、棋力(将棋の強さ)を上げています。さらに、序盤は実際にプロ棋士が打った手を参考に戦略を構築し、終盤はあらゆる打ち手を計算し「詰み」を目指す、二段階の作戦をとっていることが強みになっています。ちなみに私の出身地、山形県天童市は将棋の駒の生産量日本一です。

このように、人工知能を使ったユニークなサービスは他にもたくさん存在し、人工知能が活用される分野も広がっているように思えます。
しかし、人工知能は万能なのでしょうか?

人工知能が苦手とすること!

人工知能は活用される範囲が非常に広く、現状、人間が行っている業務の多くを代替する可能性を持っています。
実際、オックスフォード大学のカール・フレイは『THE FUTURE OF EMPLOYMENT』という論文では、今後10~20年の間でアメリカの労働者の47%が高確率で職を奪われると予測されています。
(参照:THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?(PDF))

しかしながら、実は人工知能にも苦手とする分野が存在します。

それは、「過去のデータが役に立たない」分野です。

代表的なものだと、過去のデータを参考にするだけではうまくいかない企業経営や、どういったものが評価されるのかが不明瞭な建築デザインなどの創造性・芸術性を必要とする分野です。

苦手分野である理由としては、人工知能の本質が
過去のデータをもとにして、現在の問題に取り組み、「統計的に正しい答え」を出す
ということにあります。

前置きで、東大合格を目指す人工知能があると書きましたが、その人工知能でさえ、問題の意味を理解して解答しているわけではありません。過去データから統計的に正しそうな答えを出しているだけなのです。

人工知能がメディアで多く取り上げられ、人間を代替するようなイメージを持つ人もいるようですが、実際はそこまで万能ではなく、人工知能はあくまで、演算処理装置としてのコンピューターの延長なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。最近のバズワードである人工知能について、「何が出来て、何ができないのか」をまとめてみました。

人工知能は自力で学習・成長するという革新的な機能を備えていて、BtoC、BtoB両方で様々なユニークなサービスが生み出されています。
しかし、過去のデータが役に立たない分野においては未だ、人間を超えることはありません。

しかし、これは人間と人工知能のどちらが優れているかという話ではありません。
人間が苦手とする分野は人工知能に任せて、逆に人工知能が苦手な分野を人間が行えば一番効果が出るという話です。
そのためにも、人工知能にとって得意な分野、不得意な分野を把握するのが大切なのではないでしょうか。

今後も、人工知能を使って、生活を便利に楽しくするサービスが続々と生まれてくると思いますので、引き続き人工知能に注目して、その動向を追って行こうと思います。

この記事を書いた人

author by 太田一誓

太田一誓

山形県天童市出身の全力ブロガー。マーケティングはもちろんIoTやシェアリングエコノミーの分野も好きで、その辺の記事も書いていこうと思います。ちなみに趣味はランニングと「信長の野望」。

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