FBのメッセンジャーbotとはどんなものか?早速使ってみた!

FBのメッセンジャーbotとはどんなものか?早速使ってみた!

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こんにちは!最近、スマホが故障し端末が定期的に初期化されている太田です。

インストールしたアプリが自動でアンインストールされていく様はまさに諸行無常(万物は変化、消滅が絶えない)といった感じです。もう慣れました。

さて、先日のF8でFacebookのメッセージアプリ『メッセンジャー』に関して重大な発表がありました。チャットボット機能「Bots for Messenger」がリリースされたのです。

ざっくり言うと、これは企業がメッセンジャー上にチャットbotを作れるようになるというもの。ユーザーはそのbotとの会話を通して企業のサービスを利用できるようになります。

★参考:Facebook opens its Messenger platform to chatbots(VentureBeat)

将来的にはスマホからアプリが消えて、すべてのサービスがメッセンジャー上から提供される…なんてことになるかもしれないぐらい重要な話です。

そこで今回は、F8で発表されたメッセンジャーに関する情報をわかり易くまとめたいと思います!

以下、目次です。

  • メッセンジャーにチャットbotが作れるようになった!
  • 具体的にどんな使い方が出来るのか
  • メッセンジャー×bot、導入のメリットは?
  • 太田的まとめ

メッセンジャーにチャットbotが作れるようになった!

2016年4月12日に開催されたF8でメッセンジャー上に企業がbotを作れるようになると発表されました。

botとは人間に代わって何かかしらの作業を行ってくれるプログラムの総称で、メッセンジャー上ではユーザーの質問に対し自動で返答することなどが想定されています。

ではこのbotがあるといったい何がスゴイのかというと、メッセンジャー上からユーザーが企業のサービスを利用出来るようになる、ということです。

航空会社ならメッセンジャーのbotを通じて航空券を予約したり、ECサイトを運営する企業ならbotを通じて商品を購入することが可能になるのです。

さらに将来的には人工知能を活用することでユーザーの趣向を学習するbotを作ることができたりもするそうです。

具体的にどんな使い方が出来るのか

すでにチャットbotが導入されている企業があるので、実際にメッセンジャーで会話をしてみました。

CNN

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CNNはご存じ、アメリカのニュースメディアです。会話を始めると早速、選択肢が出てきます。(画像左)私はひとまず「TOP STORISE」を選んでみました。
 

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いくつかの記事が出てきます。(画像右)次に「GET A SUMMARY」を押してみました。するとメッセンジャー上で要約がテキストで送られてきます。

「ふぉーまーにゅーよーくしてぃぽり…」なるほど。おそらくニューヨークで何かあったんだと思います。その後も選択肢に応えるだけで、別の記事が提示されたりして思った以上に利便性が高いと感じました。

なお「READ STORY」を押すとwebサイトに遷移します。メッセンジャー内で記事の本文を読むことは今のところ出来ないようです。
 

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また、送られてくる記事はカルーセル広告のように左右スライドで選べます。限られた領域でどう見せるか、設計のお手本になりそうです。
 

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1-800-Flowers

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CNN以外のbotも試してみました。1-800-Flowersはアメリカの花専門デリバリーショップです。メッセンジャー上ではbotとの会話を通じて花の注文が出来ます。

最初の選択肢で「ORDER FLOWERS」を選ぶとbotとの会話が始まります。(画像左)しっかり名前を呼んでくれる辺りがフレンドリーなbotです。(画像右)

次に花を送る先の住所を入力します。ひとまずフィードフォースの住所を打ち込んでみます。しかしながら、ビルの階層を書き忘れるという痛恨のミスをbotに咎められてしまいました。なかなか賢いbotのようです。
 

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やっとの思いで住所を入力すると、「あぱーとめんと、すい…すいー…と…?」botが難しいことを言ってきます。アパートメントでスイートがボックスって何でしょうか。誰かの誕生日にボックスに入ったスイーツを友人のアパートメントに届けるのでしょうか。
 

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調べてみるとスイート(Suite)は建物の部屋番号のことでした。今回は部屋番号が無いのでN(ノー)をtype。

「Currently US only.」…なるほど、どうやら目下アメリカのみの配達のようです。
 

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ちなみにPCサイトからは日本への発送も可能です。メッセンジャーbotに関するプレスリリースも見てみましたが発送対象国については言及されておらずメッセンジャーからの注文に関しては日本は未対応なのかもしれません。

★参考:Takes Customer Experience to a New Level Through Facebook Messenger(1-800-FLOWERS.COM®)

また、決済の際に必要となるクレジットカード情報の入力などはメッセンジャーから遷移した先のwebページで行うようで、今のところメッセンジャー内でやり取りが完結することはないようです。

メッセンジャー×bot、導入のメリットは?

botの導入にどのようなメリットがあるのかを企業とユーザーの2つの視点から整理してみます。

企業

企業側の大きなメリットとしてコスト削減が考えられそうです。企業が自社でアプリを作る際のコストももちろん大きいですが、その後ユーザーとのやり取りをサポートする社員の人件費が大幅に削減できます。botであれば多数のユーザーからの質問に対して自動で返答できますからね。

また、ユーザーとのやり取りを通じてユーザーが本当に求めているものを理解するという意味でもbotとの会話を通すメリットがありそうです。

企業ごとにアプリをダウンロードしてもらうより、メジャーなメッセージアプリ内にbotを作った方がサービスを使ってもらいやすくなる可能性もあります。
 

ユーザー

ユーザー側からすると企業のサービスを利用するのにいちいちアプリをダウンロードする必要がなくなります。特に新興国ではユーザーの多くが容量の小さいスマートフォンを使用しているため、連絡手段としてのメッセージアプリ以外のアプリは使用後アンインストールするのが普通です。

そのため、メジャーなメッセージアプリ内で企業のサービスを利用できることは新興国のユーザーにとって大きいメリットだと言えます。

また、私自身実際に使ってみた感想として、「やり取りがスムーズに感じる」というのはありました。(言語の壁は別において)

通常、サービスを使う際は決められたフォーマットに必要事項を入力していくことが求められますが、どの項目に何を埋めるべきかよくわからないときが多々あります。間違った情報を入力してしまい入力内容の訂正を求められ、同じページで入力をやり直すこともしばしばです。

その点、botであれば1つ1つの項目を会話形式で埋めていくことができるので仮に間違った入力をしてもその都度botが訂正を促してくれるため、何度も同じページで修正箇所を探し、繰り返すことがありません。

このようにミスがあるごとに同じページを読み込まなくて済むという細かだけどよくあることにストレスを感じなくて済むのは嬉しかったです。

太田的まとめ

メッセージアプリのなかにbotを作れるようにする動きは実はFacebookだけではありません。LINEやMicrosoftもbotを作れるツールの提供を開始しており、今後もこの流れは続くと思われます。

webで提供されていたサービスが、アプリとして提供されるようになり、さらに1つのメッセージアプリの中で様々な企業のサービスが提供されるようになってきました。

使ってみたところ、まだメッセンジャー内でやり取りが完結することは無いようでしたが今後はwebページに遷移することなくすべてのサービスが使えるようになるかもしれません。

これからメッセージアプリがどのような広がりを見せるのかワクワクしながら注目していきます!

この記事を書いた人

author by 太田一誓

太田一誓

山形県天童市出身の全力ブロガー。マーケティングはもちろんIoTやシェアリングエコノミーの分野も好きで、その辺の記事も書いていこうと思います。ちなみに趣味はランニングと「信長の野望」。

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