“リアル店舗に行く前にオンラインでチェック、あらゆるチャネルを活用” オンラインショッピングの動向に関する調査結果

“リアル店舗に行く前にオンラインでチェック、あらゆるチャネルを活用” オンラインショッピングの動向に関する調査結果

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先月30日に発表されたPricewaterhouseCoopers(PwC)の調査によると、アメリカのオンライン上の買い物客の多くはリアル店舗で買い物をする前に、商品に関する情報をオンライン上で調べていることがわかりました。
アメリカの他にもオランダ、中国、ドイツなど世界の消費者のオンラインショッピングに関する意識調査の結果がまとめられた「Internet Retailer」の記事をご紹介いたします。

この調査はPwCによって、アメリカ、オランダ、中国(香港を含む)、ドイツ、フランス、イギリス、スイスの7,005人のオンライン消費者を対象に実施しました。約1,000人の消費者は各国で8月を9月に調査されました。

 

■アメリカ消費者のオンラインショッピングは精巧
アメリカの消費者の83%は、電化製品、コンピューター、本、音楽や映画に関する商品を実店舗で買いに行く前に、オンライン上でそれらの商品を調べるということがわかりました。

この調査レポートでは、アメリカのオンラインの買い物客がどのように小売体験を作り変えているかを理解することはもちろん、世界の消費者の80%も同様に、衣服、靴、おもちゃ、健康・美容製品のような商品の情報を、店頭で買う前にオンライン上で調べていることがわかりました。

レポートでは「消費者は皆、ますますマルチチャネル・ショッピングに精通するようになってきている」と指摘しています。また、「小売店はビジネスを消費者のそうした精巧なやり方や期待に沿うモデルへと調整する必要がある」としています。

 

■世界のオンラインショッピングとマルチチャネル化
PwCによると世界的に見て、20%の回答者は初めてのオンラインショッピングを1年以内に行ったとしています。また、ソーシャルネットワーク経由で購入をしたのは世界の回答者の中でもわずか3%ということでした。回答者の28%がオンラインショッピングの利便性に言及しており、そのうちの25%ウェブ上の販売業者を魅力に感じる主な理由は価格の安さであるとしています。

しかしこうした要因がありながらも、ほとんどの消費者はウェブの他にも実店舗やカタログ、テレビショッピングやモバイルなど異なるチャネルをまたいで買い物を続けています。この調査によると、すべての回答者の86%と、アメリカの回答者の65%のは少なくとも2つのチャネルで買い物をしているとのことです。さらに、世界の回答者の21%と、アメリカの消費者の25%は少なくとも4つのチャネルで買い物をするとしています。

また、アメリカの消費者の32%、イギリスの消費者の20%、フランスの消費者の8%ソーシャルメディアでブランドをフォローしているという結果も報告されています。

via Most shopper go online to research products before buying in stores | Internet Retailer

 

今回のPwCの調査結果からは、全体的な傾向として「買い物をする時はオンライン上の情報を参考にしつつ、ウェブだけでなく実店舗やカタログなどあらゆるチャネルを活用する」という消費者が多いと考えられます。
近年になりインターネットやソーシャルメディアが普及し、オンライン上で安く買い物ができるからといって、実店舗やカタログ、テレビショッピング等を使わなくなるというわけではないようです。

安さを比較することはもちろんですが、それぞれのチャネルの持つメリット・デメリットをじっくり考慮しながら、「より賢い買い物をしたい」という意識が私たち消費者の中に根付いており、その結果あらゆるチャネルをまたいだ複雑な買い物スタイルが定着しつつあるのかもしれません。

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

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