ソーシャル時代の新しいウィンドウショッピング、写真共有をブランド創りのために生かす5つのヒント。

ソーシャル時代の新しいウィンドウショッピング、写真共有をブランド創りのために生かす5つのヒント。

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携帯電話やデジタルカメラがなかった頃、現像するまでは写真の出来上がりをわくわく待っていたものです。撮った瞬間に写真が出来上がるポラロイドカメラには憧れました。
しかし今や、写真はデジタルの時代。撮ったら即座にイメージができあがり、ソーシャルネットワークで共有することも当たり前になりました。あの頃のわくわく感は無くなってしまったかもしれません。しかし、思い立ったら気に入ったイメージをすぐに写真にでき、その瞬間の楽しさが活き活きとしているうちに簡単に共有できることも、また違った価値のある楽しみ方です。
こうした写真共有はブランドの世界観を認知させる上で重要な役割を果たします。今回はこうした写真共有がブランドに与える影響とビジネスに生かすヒントを、Bazaarvoiceのブログ記事からご紹介いたします。


■ソーシャル時代の写真の楽しみ方
Instagramのようなツールのおかげで、ユーザーはスマートフォンを使って即座にイメージを撮影し、光量や色を調節しながらよりプロっぽい仕上がりをつくると、完成した写真をソーシャルネットワークで共有するとすぐさまシェアのフィードバックを得ることができます。ユーザーは自由にすきな製品や場所、インスピレーションを刺激される景色などのイメージを共有します。これはブランドにとって豊富な価値あるデータとなるのです。Instagramはthe Shorty Awardsでソーシャルメディアのベストアプリを勝ち取り、Facebookは最近同社を10億ドルで買ったと報告されています。

 

■写真共有という名のウィンドウショッピング
瞬時にシェアできる写真は消費者に世界の景色をただ共有させるだけではなく、ブランドの世界観をも共有することになります。たとえばPinterestでは、ユーザーは似たような趣味を持つ友達や知らない人のピンボードを探しながらイメージを収集し、自分の感性でコレクションに“re-pin”します。SocialisticのCEOであるColleen DeCourcyはこの行動を「お金いらずのショッピング」と説明しています。


バーバリーやGE、スターバックスのようなブランドは、こうしたウィンドウショッピングをする買い物客との関係を深める一歩を踏み出しています。こうした消費者に対してブランドとの関係が深い写真をシェアしてもらうだけではなく、“アーンドメディア(earned media)”つまりユーザーからの信頼や知名度を得ることが目的となるソーシャルメディアのような外部メディアを通じて、ブランドを宣伝してもらっているのです。

PinterestやInstagramのようなソーシャルツールを通して、ブランドにフィットするインスピレーションが吹きこまれたイメージをシェアすることで、シェアに拍車をかけていきます。こうしたブランドは顧客にブランドにフィットすると感じるイメージをシェアすることを促し、ブランドの周りに活気のあるビジュアルコミュニティを創ることで消費者の認識を反映させています。

 

■ブランドが写真共有を生かすための5つのヒント
ブランドとの気持ちのこもった繋がりを築くために写真を使う時、マーケターは以下のヒントを心に留めておくといいかもしれません。

1.共有のためのダイアログを開く。
マーケター自身が思い描いたものだけでは意味がありません。顧客や支援者があなたのブランドにフィットすると思ったイメージを受け入れるべきです。顧客はみんな当事者なのです。

2.ダイアログに会話を咲かせる。
顧客によって投稿されたイメージには返答しましょう。最も人気のあるブランドとその顧客はソーシャルサイトを通じて公に影響を与え、エンゲージメントを高めます。

3.売ろうとするのをやめる。
消費者はかしこく、販売の調子を見て正しさを見極めます。もし上記の2つの項目に従っていれば、売上は顧客との深い関係を通じて付いてくるものです。

4.消費者を評価して彼らのエゴを高める。
人はしばしば自分自身を表現するためにオンラインでコンテンツを共有し、評価を求めるものです。顧客のエゴを高めるために彼らの写真をもう一度シェアし、コミュニティの前でアクティブな投稿者を認識してみましょう。

5.人々が互いに助け合うように助ける。
人がシェアをするもうひとつの理由は、誰かを助けるためです。たとえば価値があり役に立ち、おもしろいコンテンツを持ってくることで。あなたのブランドの周りにあるコミュニティのセンスを感化させるために、顧客がお互いに助け合うように促してみましょう。たとえもしすべての服があなたのブランドのものではなくても、顧客はエキスパートに見られたり誰かをガイドする機会をありがたく思い、ブランドに感謝するでしょう。

via The new window shopping: how to build brands by photo sharing | Bazaarvoice Blog

写真やイメージを共有すると買ったような気分になり満足してしまうことがあったりします。まさに写真共有は「お金いらずのウィンドウショッピング」で、ブランドにとっては売上が気にかかるところかもしれません。
しかし、ブランドのイメージを創り上げ広く認知させていくとき、その筆頭に立つのは一般の消費者たちです。消費者たちが楽しむ場の提供を手助けしながら、彼らの持つ感性や影響力に助けてもらう。それがブランドと顧客の関係の深まりとなり、思わぬところで購入のきっかけができたりブランドの認知につながるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

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