ソーシャルギフトサービスに必要な要素とは…giftee・ミナオメ!から読み解くギフトサービス構築における重要ポイント

ソーシャルギフトサービスに必要な要素とは…giftee・ミナオメ!から読み解くギフトサービス構築における重要ポイント

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みなさん、こんにちは!株式会社フィードフォース内定者兼、新米情報ハンターの安藤です!

今回は、ソーシャルコマース市場のなかのソーシャルギフトに焦点をあて、お送りしたいと思います。
Facebookにより、知り合いの誕生日などのライフイベントを把握することができるようになったこと、また、相手のテイストグラフを参考に商品選択ができるようになったことを背景に、様々なソーシャルギフトサービスが誕生し、注目され始めています。

今回は、そのなかで『giftee』と『ミナオメ!』というサービスについて述べたいと思います。
『giftee』は非常に優れたコンセプト、また日常的に利用できるプラットフォーム化を進めている点、『ミナオメ!』に関してはそのビジネスモデル、ソーシャルメディアの利点をうまく活用している点に今後のソーシャルギフトサービスの在り方を感じたため、数あるなかからこの2つのサービスをハンティングしました!

まず、giftee
既に多くの人々が注目しているgifteeですが、再度紹介させて頂きます。
gifteeとは、Twitter やFacebook、メールで日頃の「小さなありがとう」を簡単にギフトとして贈ることができるサービスです。
そのコンセプトは、『あなたのありがとうの気持ちを、小さなギフトとそれを楽しむ時間として届ける』という非常にシンプル且つストーリー性溢れるものです。人の心遣いや思いやりを感じことができる、そんなサービスだと感じました。

gifteeトップページのサービス紹介動画
単に人々のコミュニケーション、感情にギフトという付加価値を加え提供しているのではなく、「相手に感謝の気持ちを届けるという文化」を創造、提供しているのです。

取り扱われている店舗は東京都内が中心で、渋谷・品川といった地域別のカテゴリーから店舗、商品を選びます。現在のラインアップ商品は、ビールやコーヒー、チョコレートなど、単価500~1000円ぐらいのものです。

ギフト一覧ページ

また、オフラインで人が動くので、企業の注目度が高く、今後参画企業が増加していくと思われます。

続きましてミナオメ!
ミナオメ!とは、友人と一緒に1つのプレゼントを共同で購入して、相手に贈り届けることができるサービスで、1か月前にオープンされました。私自身も含め、多くの人がリアルでプレゼントの共同購入を経験をしたことがあるでしょう。このリアルでの共同購入自体、人間関係を反映した行為だと思うので、ソーシャルメディアとの相性はもちろん良いと感じました。また、事業目的として、「人と人の間の結びつきを強くする」と掲げられています。これは、プレゼントを企画した人とプレゼントを受け取る人の間だけでなく、共同購入に参加した人も含めた人々の間の結びつきを強化することができるサービスであると解釈できます。

プレゼント企画者は共同購入を成立させるため、またお得な情報を知人に知らせるために、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを利用してクチコミを喚起することが多く、短時間で多くの人に情報が拡散するといった特徴があります。また、各ユーザーの欲しいプレゼントの情報は、Twitterで毎日自動でツイートされ、継続的に多くの方に情報が届けられます。この圧倒的な情報拡散力こそが、『ミナオメ!』最大の特徴と言えます。
現在取り扱われている商品は、スポーツ用品や家電、そして様々な体験型ギフトなど多彩なラインアップとなっています。

体験型ギフトのカタログページ

 

 

では、ここからgifteeとミナオメ!に関する分析・考察を私なりにしてみたいと思います。

2つのサービスに見られる共通点

①日常的な感情を贈る、オンライン上でもリアルなギフトを贈るのと同じような体験ができる暖かみのあるサービス
両サービスともに、『ありがとう、おめでとう』という日常的な感情を一杯のコーヒーやちょっとしたカンパから成り立つギフトと一緒に贈ることができます。また、実際の関係性そのままにリアルでギフトを贈るような感覚をオンライン上で体験することができます。

②『感情を届ける文化』の創造、提供
感情がギフトを贈るというアクションを引き起こし、そのアクションから人間関係の形成、深化やほっこりするストーリーが生まれていると考えます。感謝や喜んでもらいたいという感情がギフトを通じてカタチとなり、相手に届けられるという文化の創造・提供をしていると感じました。

③多種多様な商品ラインアップ
gifteeは現在、東京都内を中心に約50店舗、100商品以上の取り扱いが可能で、年内に100店舗の利用を目指すとしています。商品は従来のギフトのようなラッピングされた箱に入ったものではなく、ドリンクやスイーツといった単価500~1000円程度のお手軽なものです。今後は、雑貨類や映画・美術館のチケットなどを商品として展開していく予定です。また、無印良品やスターバックスといった大手チェーン店も提携するなど、参画する企業・店舗数は拡大していくと思います。
一方、ミナオメ!はエステやヨガ、ネイルなどの美容系、乗馬やマリンスポーツなどのアウトドア系といった体験型ギフトが特徴的です。このように多種多様な商品ラインアップを充実させることで、多くの人々がほしい、あげたいと思い、選ぶ楽しさが生まれます。商品ラインアップの増加が、贈られるギフトないしユーザー数の増加に繋がり、今後のソーシャルギフト市場拡大を促進するとも考えられます。

2つのサービスに見られる相違点

①単独購入と共同購入が生む、ソーシャルメディアの役割
gifteeはひとりでギフトを贈るのに対して、ミナオメ!は多くの人と共同で贈るモデルです。この違いがソーシャルメディアの活用法や役割の違いを生んでいると考えます。gifteeでは、ギフトを贈る人のメッセージがtwitterのツイートという形で相手に送られます。これは、ギフトを贈る人と受け取る人の間にのみ、ソーシャルメディアが活用されている状況です。
一方、ミナオメ!では、上記で述べたように、プレゼント企画者が共同購入を成立させるために、ソーシャルメディアを利用してクチコミを喚起し、短時間で多くの人に情報を拡散しています。これにより、ギフト成立がしやすくなるとともに、ミナオメ!自体の認知度を高めることができます。サービス形態の違いが、ソーシャルメディア利点の活用や役割、情報の拡散度に大きな違いを生んでいるのです

②人やお金の動き
gifteeでは、ギフトを貰った人がその商品を販売している店舗に足を運び、そこでギフトを受け取るという人の動きがあります。また、お金もオフラインでの動きであるため、店舗にとっては集客及び認知度の向上というメリットがあります。
一方、ミナオメ!では、人もお金もオンラインでの動きであり、商品に関してもギフトを企画・販売する企業のサイト上のものであるため、gifteeのような店舗への集客、認知度の向上といったメリットはありません。参画する企業や店舗にとって、gifteeにおけるメリットは非常に重要なものであると思います。

③お返しソーシャルギフトという観点
何かをしてもらったら、何かでお返ししたい!という人の自然な感情をgifteeはうまく突いていると思います。何か貰ったお礼に、何か協力してもらったお礼に、些細なモノだけれどお返ししたいというニーズ、シチュエーションに最適なサービスであり、それがこのサービスの肝であると思います。
一方、ミナオメ!ではお返しする際に、カンパを募るというフェーズが存在するため、このニーズ・シチュエーションには適さないでしょう。

ユーザー目線、クライアント企業目線から見た各サービスの良い点
『giftee』
ユーザー目線では、ギフトを贈る人は日頃の感謝をお手軽なギフトと一緒に表現することができ、相手の勤務先や学校近くのエリア別で店舗・商品を選択することができます。
クライアント企業目線では、重複しますが、店舗への集客及びそれによる認知度の向上が挙げられます。

『ミナオメ!』
ユーザー目線では、「友達の誕生日やお祝い事に喜んでもらえるものをプレゼントしたい、だけど、金銭的に難しい」という時にカンパを募って、共同購入ができます。また、自分がほしいものに対しても企画できます。
クライアント企業目線では、共同購入ギフトというビジネスモデルにより、今までギフトとしてのニーズが少なかった商材をギフト市場に展開することができます。また、ソーシャルメディアによる情報拡散によって、なぜ、この人はこの商品をほしいのか、そんなに良い商品なのかと商品詳細に関しても多くの人に知ってもらえる可能性があります。


2つのサービスから読み解くソーシャルギフトサービス構築における重要ポイント

最後に、多くの人に利用してもらえるソーシャルギフトサービスを構築するためには、どのような要素が重要なのかを述べたいと思います。
①人と人のつながりをより豊かにすること②日常的にギフトを贈るという文化が根付くようなプラットフォームを形成すること③ユーザーのソーシャルメディアによる情報拡散を促進させる仕組みをつくることの3つです。

①人と人のつながりをより豊かにすること

ギフトを贈ることにより、そこに存在する人間関係やつながりが豊かになります。そして、このギフトにソーシャルグラフやテイストグラフの要素が加わることで、さらに喜んでもらえるものを贈ることができたりと、つながりをより豊かにすることができると思います。したがって、ソーシャルギフトサービスはこれまでの人と人のつながりをより豊かにするものでなければならないと思います。

②日常的にギフトを贈るという文化が根付くようなプラットフォームを形成すること
gifteeはその手軽さ、ミナオメ!は購入成立までのプロセスがサービスの肝であり、2つに共通することは日常的に利用したいと思えるプラットフォームが形成されているということです。プラットフォームを形成することで、日常的にギフトを贈る文化が根付く土壌ができ、更なる利用者の増加につながると思います。

③ユーザーのソーシャルメディアによる情報拡散を促進させる仕組みをつくること
ミナオメ!の共同購入というビジネスモデルは、ユーザーによる情報拡散をうまく活用しており、また毎日の自動ツイートにより継続的に情報を拡散させる仕組みをつくっています。このような仕組みをつくることで、サービス自体の認知向上やユーザー数の増加を促し、取引されるギフト・参画企業の増加にもつながるのではないかと考えます。このようなプロセスを歩むためには、ユーザーによる情報拡散を促進させる仕組みをつくることこそが、その第一歩となるのではないでしょうか。gifteeではそういった仕組みはありませんが、今後、数あるギフトサービスのなかで存在感を示すサービスになるためには、ユーザーのソーシャルメディアによる情報拡散を促進させる仕組みをつくることが重要であると思います。

 

以上で2つのサービス及びそこから読み解く分析・考察を終わらせていただきます。いかがだったでしょうか?gifteeとミナオメ!が示すソーシャルギフトの可能性を少しでも感じ取っていただけたら、嬉しいです!

初めてのブログエントリー、正直想像以上に大変でした!多々、理解しづらい箇所があったと思います。申し訳ありません!
今後、勉強に勉強を積み、少しでもみなさんに有益な情報を発信できるハンターに成長していきたいと思います!よろしくお願いいたします!

この記事を書いた人

author by 安藤 将紀

安藤 将紀

セールスチーム所属。立命館大学映像学部でコンテンツマーケティングを学ぶ。 現在ソーシャルマーケティング特にO2Oに興味アリ。

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