買う時も買わない時も「選ばれる」Webサイト、印象の積み重ねと親近感は確かな存在感に。

買う時も買わない時も「選ばれる」Webサイト、印象の積み重ねと親近感は確かな存在感に。

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北部九州を中心に展開しているホームセンター「グッデイ」をご存知でしょうか?
グッデイのWebサイトは、よくあるホームセンターのものとはひと味どころか全く違う印象を与えてくれます。
ポップでかわいらしいキャラクターのイラストいっぱいで、コンテンツも充実しているので思わず見入ってしまいます。

同じホームセンターなら、もっと安かったり品揃え豊富なところがあるのかもしれません。
しかし、私が北部九州に住んでいたら、他のどこよりも間違いなく「グッデイ」を選ぶと思います。
それはなんでだろう?、そこにはいくつかポイントがあるのかな、と考えています。
●印象が残るしくみ
●売る人・買う人など集まっている人に親近感を感じる
●「買うための場」であるだけでなく、「何度も来たくなる場」

今回は、ホームセンター「グッデイ」の事例をもとに、「選ばれる店」になる理由を考えてみたいと思います。

■印象が残るしくみ
まず、このトップページからしてインパクトがある「グッデイ」ですが、
初見の段階で誰もが、「よし、グッデイに工具買いに行こう!」となるとは限りません。
ぱっと見て「なんか気になるな」と思ったユーザーと、その後も何らかの形で接する機会が継続して積み重なることで、
いざ工具がほしくなったときに「グッデイがある!」と思い出してもらう必要があります。

そういった意味でも、Facebookページは良いしくみになるのかもしれません。
Facebookページであれば、「なんとなくいいな」と思ったらひとまず気軽にファンになることができます。
またファンになればその後、日常的に目にするFacebook上ではグッデイの投稿を見る機会もあるので、
その投稿がまた「いいな」と思えるものであれば、その印象が積み重なってユーザーの中で確かな存在感になっていくでしょう。
そしていざ、工具や日用品が欲しい、と思った時に「グッデイに行こう」と思えのではないでしょうか。

 

■売る人・買う人など集まっている人に親近感を感じる
WebサイトでもFacebookでも、「なんとなくいいな」と思えることの理由のひとつは、
そこに集まっている人は自分と好きなものや感覚が似ている、と感じるかどうかだと思います。
売る人の顔が見える、つまり売り手自身の楽しんでいる様子が写真で紹介されていたり、
DIYのおもしろさや、うれしい気持ちを自分の言葉でブログで紹介していたり。

また、買う人もしくは参加している人の様子から感じる親近感も重要です。
自分と同じ立場であるユーザー側の人たちがどんな人達なのかが見えて、
その人たちが自分と似ているようであれば、「きっと自分にもここが合っている」と思えます。
たとえばグッデイ主催のイベントに参加しているのが小学生のいる家族だったり、
ガーデニングにこだわりがあったり。似た人がいると安心して自分も参加したいと感じられるのではないでしょうか。

ただ顔写真があればいい、ということではなく、もちろん万人に受け入れられるものではないとしても、
コンテンツの中にその店らしい人間味が見えると、そこに共感するユーザーは少なからずいるはずです。
そうしたユーザーを着実に親しみを感じて貰えるように、Facebookページやブログを更新していくことが大切かもしれません。

 

■「買うための場」であるだけでなく、「何度も来たくなる場」
グッデイでは、「自分でできる♪DIY講座」としてYouTubeで動画を見ながら様々な道具の使い方やガーデニングのコツを紹介しています。
日曜大工や庭仕事が趣味の人であれば、特に工具や日用品を買う目的はなくとも、
役立つコンテンツとしてグッデイのWebサイトを見に来ることでしょう。

また、「店長の部屋」というコーナーでは店長さんのブログの他に、
「グッデイなら聞ける♪」としてTwitterやメールで店長さんに直接質問をすることができます。
その他、グッデイの愉快な仲間たち(?)の人物紹介
オリジナル壁紙を配布していたりと、非常にたのしく充実したコンテンツが魅力です。

「買う」こと自体はそれほど頻繁ではないかもしれません。
「別にほしくない時」だってユーザーにはあります。
そこを無理に売ろうとしても、ユーザーが振り向くことはないでしょう。
でも、買わない時でもユーザーとの接点を持っておくことは大切です。
無理強いの宣伝はしないにしても、「欲しくなった時には、このサイトがある!」ということを印象づけておくのも必要です。
せっかくわざわざそのサイトに来て商品を買ってくれたお客さんとも、一度きりの関係になってしまうのはもったいないし寂しいです。

そこで継続的に印象を残せる関係をつくり、売り手買い手共に親しみを感じてもらえるコンテンツを発信し、
「買うための場」であるだけでなく、「何度も来たくなる場」である必要があるのだと思います。

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

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