Eコマースのソーシャルメディア活用の参考になる、6つの消費者タイプと、買い物ニーズに基づく4つの商品カテゴリとは。

Eコマースのソーシャルメディア活用の参考になる、6つの消費者タイプと、買い物ニーズに基づく4つの商品カテゴリとは。

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広告代理店のLeo Burnettの最近の調査によると、ソーシャルメディア上の消費者が買い物体験にいったい何を望んでいるのか、大きく6つのタイプに分類でき、この6つのタイプはニーズごとに4つの商品カテゴリに分けられると言います。

今回はこれらの消費者に6つのタイプと、ニーズに基づくの4つの商品カテゴリーを踏まえて、そのタイプごとに最適なソーシャルメディアは何なのか見極める上で、Leo Burnettの調査結果が参考になったためご紹介させていただきます。

■消費者の6つのタイプ
ソーシャルメディアを活用して買い物をする消費者はいくつかのタイプにわけられ、そのタイプによってソーシャルメディアを使う頻度や使うツールも異なってきます。下の図は、ソーシャルメディアを活用する消費者のタイプを6つに分類したもの、左から右に行くにつれてソーシャルメディアの利用機会が増えていきます。では、ソーシャルメディアの利用機会が多い順に、各タイプの消費者について見て行きましょう。

via Social Shop Research Overview

●ソーシャル上のトレンドセッター
トレンドをキャッチし発信することに情熱を注いでいる。買うというよりノウハウを持つにとどまりがちだが、ソーシャルメディア上の影響力をもって、他人の買い物行動にも大きく影響を与える。Twitterでトレンドをキャッチし、FacebookでアイデアをシェアしたりYoutubeでインスピレーションを受ける。

●衝動買いが日常的な買い物好き
お得なものを見つけるといつも衝動買いをする。いかに楽しく、予期しないものを見つけられるかを重視。逃すと惜しいとされるものには目がなく、モバイルアプリなどで日頃からお得情報を探したり、GROUPONを常にチェックしている。Amazonのおすすめ商品にも影響を受けやすい。

●戦略的な節約家
比較検討が基本、よりお得に買うことを好む。お気に入りのブランドがあれば、ソーシャルメディアの情報を使って複数の店舗を比較して、よりお得感のある購入手段を選ぶ。ブログやレビューなどのアドバイスや節約のコツといった、買い物のヒントとなる情報を参考にする。

●質を求めるこだわり家
どんなものより最も良い製品を見つけ出すことがすべてで、そのためには時間もお金も惜しまない。とにかく多くの情報を求め、より正確な購入判断ができるようにソーシャルメディアを使う。レビュー投稿やYouTubeなどの動画をチェックして、既にその商品を使っているユーザーからの情報を参考にする。

●効率を求める慌て者
とにかく時間を節約することが第一で、そのためにソーシャルメディアを活用する。誰かがシェアしたレビューや意見をもとに素早く購入を決めようとする。購入プロセスを短縮するために、人気商品リストや他のユーザーがキュレーションしたリストなどを参考にして、最も人気の高いものを選ぶ傾向があり、あまり値段は気にしない。

●格安を追求する目利き
それは何よりも安いものを見つけ出すことが信条。ブランドへの忠誠心は全く関係なく、実用的な買い物へのニーズが高い。walmartのような大型店のWebサイトをよく使い、ソーシャルメディアを活用してより安いものを探そうとする。

 

■買い物ニーズに基づく4つのタイプ
ソーシャルメディア上の消費者は以上のように大きく6つのタイプに分類できると考えられます。また、これらの消費者のタイプは、「買うもの」そして「買う時に必要とするもの」といったような買い物のニーズごとに4つの商品カテゴリーにわけられます。
via Social Shop Research Overview

それでは、買い物ニーズの4つのタイプの特徴と、そこに属する消費者のタイプを見ていきます。

●burden負担が大きいもの・・・MP3プレイヤー、洗濯機といった家電製品など
消費者タイプ:質を求めるこだわり家、戦略的な節約家
(考察)ユーザーによるレビューやブログ記事などの意見、比較情報、YouTubeの動画を活用した詳細の商品説明などが重要な購入の判断材料になると考えられます。また、こうした商品の情報とは別に、たとえば家電製品を買う時のヒントといった役立つコンテンツがあるといいかもしれません。

●passionこだわりが大きいもの・・・デザイナーズブランドのファッションアイテム、旅行先など
消費者タイプ:ソーシャル上のトレンドセッター
(考察)FacebookやTwitterなどで手軽にシェアできる導線があると、影響力のあるトレンドセッターたちが積極的にシェアし、新しい顧客を多くサイトに連れてきてくれるかもしれません。シェアされるコンテンツはインスピレーションを受けやすいビジュアルを重視したものが良いと考えられます。(雰囲気を演出するコーディネート画像、風景写真など)

●routine定期的に買うもの・・・電池や洗濯洗剤など日用品
消費者タイプ:効率を求める慌て者、格安を追求する目利き
(考察)人気の商品や、格安の商品をリストが見やすくわかりやすい箇所にあると価値あるコンテンツになると考えられます。定期的に使う日曜品であれば、定期購入サービスを提供するのもひとつの手なのではないでしょうか。

●fun楽しむもの・・・お酒やお菓子、カジュアルファッションなど
消費者タイプ:衝動買いが日常的な買い物好き
(考察)モバイルアプリなどでいつでもどこでもお得な情報をチェックできることがユーザーにとってうれしいコンテンツになるかもしれません。特にほしいと思っていない時でも、「こんなものがあるんだ!」という感動や、偶然の商品との出会いのたのしさを演出できると、ユーザーのモチベーションが向上するかもしれません。

 

■最適な買い物体験を提供するためのステップ
実際に自社の顧客はどんなタイプで、どのソーシャルプラットフォームを活用することで最適な買い物体験を提供できるのかを見極めることは、自社商品・サービスやソーシャルメディアの価値を最大限に引き出すために重要なステップとなります。
このようなソーシャルコマースの戦略を描くために必要なステップは以下の3つとなります。

1.自分の顧客のカテゴリーを診断する(burden、passion、routine、funいずれのタイプなのか)
2.顧客の必要とするものを見分ける(人とのつながり、表現力、ノウハウ、キュレーションリストなど)
3.影響力の高いプラットフォームを選ぶ(facebookやTwitter、YouTubeなのか、もしくはブログやレビューなのか)

 

今回の資料からは、「ソーシャルコマース」も一口には言えないな、ということを実感しました。ソーシャルメディアをうまく活用したECサイトを展開するにしても、まずは本当にその商品やユーザー層的にソーシャルメディアを使うことが必要なのか?という本質的なところを見なおした上で、必要である場合、どのプラットフォームを活用すれば自社の顧客に必要とされる情報や体験を提供できるのかを見極めることが重要なんですね。

当たり前かもしれませんがとても大切なステップだと思いますので、今回の消費者の6つのタイプ、そして買い物ニーズに基づく4つの商品カテゴリーが少しでも参考になれば幸いです。

参考:
Six Types of Social Shopper; What Leo Burnett Says Brands Need to Know [inforgraphic] | Social Commerce Today
Social Shop Research Overview

 

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author by 深谷 直

深谷 直

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