進む「会員情報の共通化」と「O2O」の流れ、国内の最新動向4選

進む「会員情報の共通化」と「O2O」の流れ、国内の最新動向4選

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リアル店舗で実際の商品を見るだけ見て、買うのはAmazonなどのオンラインショップ、という「ショールーミング化」が何かと話題になってきました。これまで「オンラインショップvs.リアル店舗」という対立軸で問題視されたこともありましたが、近年ではO2Oと呼ばれ、リアル店舗とオンラインショップを相互に連動させていく取り組みにも注目が集まっています。

また、リアル店舗・オンラインショップが各所に散在し、それぞれが独立して集客や売上を作っていくという状況も変わりつつあります。大手小売業を中心に、それぞれのリアル店舗やオンラインショップの会員情報やWebサイトをひとつに統合していく動きが目立ってきました。

こうした会員情報の共通化の流れにより、店舗やインターネットそれぞれの過不足を補いながら、より幅広い商品・サービス展開、集客効率化や売上拡大が見込めます。

今回は、このような国内の「ID・ポイントの共通化」、「ECサービス・リアル店舗の連携」の動向をピックアップし、まとめてご紹介できればと思います。

■ショッピングポータル「イオンスクエア」

8月10日、イオンは別々に運営していた「イオンネットスーパー」と「イオンショップ」等のネット上のサービスを連携させ、ECサイトとリアル店舗の情報を一元化するショッピングポータルサイト「イオンスクエア」をオープンしました。最寄り店舗のキャンペーン情報を配信するなど、リアル店とECの連携を強化していきます。

また9月には「イオンモールオンライン」がオープン予定となっています。イオンのニュースリリースによると、「24時間365日、どこに居てもお買い物を楽しんでいただける体制を構築するとともに、全国に店舗網を持つ当社ならではの強みを活かした独自のサービスを展開します。」とのことです。

たとえば、ネット上で気になった商品を店舗で試着した上で、その場の店舗もしくは家に帰ってネットで購入することができたり、また、イオンスクエアと共通のポイントを獲得、利用できるようです。オンライン上だけのサービス展開だけでなく、リアル店舗との連携がより強化され、シームレスなものになっていくことになりそうです。

参考:イオンがショッピングポータル「イオンスクエア」開設 会員3000万人を目指す|Web担当者Forum

 

■ベイクルーズ メンバーズポイントの共通化

「JOURNAL STANDARD」や「IENA」などのブランドでお馴染みのベイクルーズでは、リアル店舗での販売の他に、公式通販サイト「スタイルクルーズ」を展開していました。

これまでは「ベイクルーズ グループID」と「スタイルクルーズ」は別々にポイント換算されていました。そこで8月1日より、リアル店舗と公式通販のポイントが共通で使えるようになったことで、ショップでもオンラインでも双方の買い物に応じてポイントをためることができるようになります。

リアル店舗でもよく買うけど、暇がないと通販で買うこともある、というユーザーはきっと多いと思います。店舗だけ・ネットだけ、というよりも、それぞれの都合に合わせて使い分けることを考えると、このポイントの共通化によりライフスタイルに合わせて便利にお買い物を楽しめそうです。

参考:ベイクルーズグループ メンバーズポイントの共通化のお知らせ

 

■セブンネットショッピング

7月26日、セブン&アイ・ホールディングスはグループ各社のECサイトを「セブンネットショッピング」内に集約しました。ニュースリリースによると、「セブンネットは日本一のごようききになります。生活のすべてはセブンネットで。」というコンセプトを掲げています。別IDで展開していた「ネットスーパー」や「セブンミール」などのサイトを一本化、宿泊予約や食品宅配サービスなど生活に関わる様々な買い物をワンストップで利用できるようにするということです。

また、今後ロフトの雑貨販売やデニーズの食品宅配サービスも集約し、集客効率を高め、ポイント発行などで顧客を囲い込み売上拡大につなげていくとしています。

さらにネットの集合体としてリアル店舗とも情報を共有化し、グループ各社が持つ強みを生かしたサービス提供に発展させ、現在の2倍となる2000万人まで会員数の拡大を目指しているとのことです。

セブン&アイ・ホールディングスグループで展開しているサービスは、食品を始め書籍や玩具、コスメなど非常に幅広いです。それをひとつのIDで情報を一元化し、さらに店舗でもネットでも使えると、ユーザーはひとつのIDやサイトを軸に生活に必要なあらゆるものを取り揃えることができます。さらに企業としても、例えば子ども用のおもちゃを買った人に対して、子ども向け文房具のクーポンを配布したり、かなり幅広くオススメ情報やクーポンやキャンペーンで集客を図ることができそうですね。

参考:セブン&アイがグループサイトを「セブンネットショッピング」に集約 デニーズ、ロフトの商品販売も|Web担当者Forum

 

■DeNAと西友ネットスーパー

7月31日、ディー・エヌ・エーと合同会社西友は、オンラインショッピングサービス事業に関する契約を提携しました。DeNAのウェブサイト開発・運営ノウハウを活かし、2012年の春には、西友は食料品や日用品等の幅広い商品を、全国のどこからでもワンストップで注文・購入が可能なショッピングサイトを開設する予定とのことです。現在の西友ネットスーパーは店舗を拠点とした配送体制ですが、DeNAがインターフェース開発や集客などのマーケティング活動を請け負い、ネット販売専用の倉庫開発等の見直しも検討していくようです。

DeNAのオンラインショッピングサービスのIDと西友のオンラインショッピングサービスのIDを連携することで、双方のユーザーに向けてもそれぞれの幅広い商品・サービスを提供していくことが可能になります。また、DeNAが運営する「ビッダーズ」の若いユーザーと、西友を利用する様々な年代や主婦層に対しても幅広くアプローチすることができるのではないでしょうか。

参考:西友  ネットスーパー事業に本腰、DeNAと連携し来春に新サイト|通販新聞

 

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author by 深谷 直

深谷 直

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