企業・ブランドのFacebookページのリーチ数には今何が起こっているのか:Facebookとの向き合い方を考える

企業・ブランドのFacebookページのリーチ数には今何が起こっているのか:Facebookとの向き合い方を考える

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昨今、Facebookページの投稿のリーチ数が減っている、とよく言われます。
これに対して、Facebookは有料の宣伝機能である
「プロモート・ポスト」を売りたいからリーチ数減らしてるんだろ!
なんて声もあがっているようです。
しかしそうした声に対してはNOと否定するニュースフィード担当マネージャー。
このFacebookページの投稿がニュースフィードに表示される機会が減少していることについては、
CNETにもニュースとして取り上げられていたので、下記参照いただければと思います。
参考:Facebook、「News Feed」投稿が表示される仕組みを説明–ブランド投稿のリーチ数低下で釈明|CNET

今回は、実際に今、Facebookページの投稿のオーガニックリーチはどうなっているのか、
その動向と背景を追いながら、日々変動していくFacebookの仕様変更に対して
私たちはどう向き合っていけばいいのか、改めて考えてみたいと思います。

■リーチ数の減少傾向の実際のところ

via Yes, Facebook has decreased page reach | we are social

こちらのグラフは、we are socialとSocialbakersが、8月10日~11月2日までの期間で、274のFacebookページの41,051の投稿を対象に算出した、投稿のオーガニックリーチの平均値を調査したものです。もちろん、各Facebookページごとにリーチ数に差はあるものの、こちらの調査データからは投稿のオーガニックリーチは8月以降平均で40%減少していることがわかります。

これまで、ファンが多ければ多いほどFacebookページのリーチとエンゲージメントは低くなると言われていたようですが、今回のFacebookのアルゴリズムの変化によるリーチ減少では、ページの規模にかかわらずどんなページも公平に影響を受けているようです。

また、Facebookの投稿分析ツールEdgeRank Checkerも上記Socialbakerのデータに準じた調査報告を発表しました。これは9月~10月にかけてのリーチの落ち込みを投稿のタイプごとに示したものです。

via DID PHOTOS LOSE NEWS FEED DOMINANCE ON FACEBOOK? | EdgeRank Checker

ついこの間までFacebookの投稿には写真を使うとリーチ数が伸びる!と言われていたものの、こちらのデータを見ると9月に比べて10月の写真投稿のリーチ数は落ち込んだ傾向が見られたようです。

 

via Yes, Facebook has decreased page reach | we are social

リーチ数が減少傾向にある一方で、ページ投稿に対するエンゲージメント(いいね!やコメント、シェアなどの反応)は全体を平均的に見ると、一定の割合を保っていることがわかるります。ここから、ファンに見てもらえた投稿であれば、以前と変わらず高いエンゲージメントを保っていることが言えそうです。

 

■この事実が意味するところは?
私たちユーザーにとって、ニュースフィードという場は限られたスペースしかなく、案外狭いものです。そこにもし、いいね!をしたすべてのページの投稿、すべての友達の写真や近況が表示されたら、とてもじゃないけど見きれないし、本当に知りたかった情報や友達の近況報告を見逃してしまうかもしれない・・・
そこでFacebookは投稿の最適化が以前よりも重要になると判断し、このようなリーチ数の調整を行ったとされています。Facebookページの数自体も、以前よりも増えてきたという状況の変化も影響しているのではないかと思います。
こうした背景のもと、変化したFacebookページの投稿のリーチとエンゲージメントについて、テクノロジージャーナリストのJosh氏がTechCrunchの記事でアドバイスすることは以下の通りです。

クオリティの高いコンテンツにフォーカスすること。
数ばかりやたらに投稿しないこと。
楽しませるもの、情報として価値のあるものを投稿すること。
そしてプロモートポストを賢く使うこと。
via Killing Rumors With Facts: No, Facebook Didn’t Decrease Page Feed Reach To Sell More Promoted Posts | TechCrunch

 

■Facebookとの向き合い方
ニュースフィード担当マネージャーのCathcart氏は、プロモートポストを売るためにリーチ数を減らしているのかという質問に対してはNOと答えています。そして常にニュースフィード表示の向上を目指している、ともしています。Facebookページ数がどんどん増えてきているからこそ、よりユーザーにとって関係のあるものを表示していく必要があるのだと。

こうしたFacebook側の見解については、Facebook Studioのブログ内でも言及されています。これについては、以前当ブログでも紹介しているので、下記の記事を参考にしていただければ幸いです。

●関連記事:Facebookページを運営する上で知っておきたい“現実”―その上であえてFacebookページを運営する意味を考える

写真投稿が良い、とか、何曜日の何時が最適な投稿時間だ、とか
様々なFacebookページ運営テクニックを使いこなしてみたり、
キャンペーンを通じてファンの数を増やしてみたり、
自社のメッセージをなるべく多く届けようとしたのに、
こうリーチ数が減ってしまわれると、
企業やブランドのFacebookページ担当者としては、
「何だか振り回されてばかりで疲れるなあ」という気持ちになることも、きっとあると思います。

Rexさんの記事を読んで、なるほど、と思いました。
Facebookは日々、ユーザーや企業とのバランスを考えて改善を行なっていくものだとすれば、
仕様変更やトレンドを日々チェックして柔軟に対応していくことはもちろん大事なことです。
しかし、こうした変化をそのまますべて受動的に受け止めるだけでは疲れる、
という側面もなきにしもあらず。。

そこで一度、周りは周り、データはデータとして、外でいろいろ言われている話は置いといて、
自分ならではの「使う意味や使い方」を能動的に考え、確立してしまうのも
ひとつのやり方なのかも、と思いました。

ネタが無かったら無理に投稿しなくてもいい、
かなり長文でもアツい思いを伝えたいので投稿してみる
楽しいと思ったら、続けてみる
これは性に合わないと思ったら、一度やめてみる
などなど、運営者それぞれ思うところはあるかと思います。

核となる「自分なりの使い方」を実践していくある種の「マイペースさ」というのは、
案外重要な気持ちもします。
なかなか上手くいかなくても、少しずつ自分に馴染む使い方を見つけていきたいものです。

参考:ユーザと企業とFacebook、3者の程良い関係|Rex

◆参考
Yes, Facebook has decreased page reach | we are social

 

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この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

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