「ストーリーが大事」ということについて考えてみた。

「ストーリーが大事」ということについて考えてみた。

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遅ればせながら、2013年一発目の全力ブログです。
12月はブログがリニューアルしたり、執筆担当者も増えたりと
ぱたぱたと新しい風が吹いておりました。
気づけば年も明け、2013年となったわけですが、
これからもブログを書いていくにあたって、
物事を誰かに伝えていくということについてちょっと考えてみました。
どうぞお気軽な気持ちでお読みいただければと思います。

「ストーリーが大事」なのは何でだろう

何か商品を売るにしても、Facebookで自社製品やサービスを紹介するにしても、
よく「ストーリーが大事」と言われます。

ただ単に商品を紹介するだけでは、人々の心はつかめない。
心揺さぶるストーリーがあることで、その商品を理解しやすくなったり、
ストーリーそのものが他には無い価値となることで、
購買やシェアにつながりやすくなるのではないか。
…と、考えられる機会は徐々に増えてきたように感じます。

例えば、ある商品について、機能や値段など一般的な事実だけをバーンと提示されても
イマイチ自分が使うイメージが湧きにくかったり、パッと見ただけでは頭に残らなかったりします。
けどそこに開発裏話とか、実際に使った人の声、生活に役立つ活用術みたいなものが
ストーリー仕立てで紹介されていれば、
その製品の魅力が理解しやすかったり、自分に身近なこととして
関心を持ちやすくなるかもしれません。

ストーリーから、イメージが湧くかどうか

以前、当ブログでもストーリーを意識した商品情報の作り方として、
pass the batonD&DEPARTMENTを取り上げたりしてみました。


pass the batonであれば、出品者によるその商品にまつわる話。
どんなところに惹かれて買ったのか、どんなふうに使ったのか、どうして手放すことになったのか、どんな人に使ってほしいのか・・・など。

 


D&DEPARTMENTネットショップであれば、スタッフ自身が実際に売られている生活雑貨をどんな風に使っているのかを写真と文章で丁寧に紹介してくれていたり。
ここからは、その商品を使う感覚や、それを使うことで形作られる暮らしのイメージがどんどん湧いてきます。ストーリーをきっかけに楽しいイメージが湧いたり、誰かに教えたくなったり、それが結果として購入やシェアするモチベーションになっていくのかもしれません。

ショッピングに交流の場を提供する、パーソナルカルチャーの市場「PASS THE BATON」
D&DEPARTMENTネットショップの「買いたくなる・シェアされる」商品ページは、「イメージが湧く・教えたくなる」。

どんなストーリーが“正解”なのか

いくら商品やサービスそのものがすごい魅力を持っていたとしても、
それが届くべき人に伝わらなければ意味が無くなってしまいます。
そういう点で、直接的な機能や最新ニュースを紹介すること以外にも、
その商品の情報を受け取る側の人が理解しやすく、腑に落ちてピンときたり、
自分にとって必要だと思ってもらえるようなストーリー構成が重要になってくるのではないかと思います。

とはいえ、こうしたショップでのストーリーを使った商品の見せ方だけが
誰にとっても正解とは限りません。
どこかの成功事例は自分にとっての成功事例になるか?といえば、
実はそんなに単純な話ではないような気持ちもしているところです。

確かに成功事例を参考にすると勉強になるし、
よくあるテクニックをまるっと参考にすれば、
一定のシェア数を稼ぐこともできるかもしれません。

ただ、そればかりを意識してしまうと、多く広くシェアされることが目的のようになってきて、
そもそも自分たちはストーリーを通して、誰に何を伝えてどう感じて欲しかったのか、という
いちばん大事な部分を見失ってしまいそうになります。
私自身、ここは気をつけなければなとひしひしと感じる次第であります。

簡単に「ストーリーが大事」とは言うものの、
ただ感動的な、いかにも良さそうな話をすればOK、というわけでもなく。
テンプレート的に、こういう話をすれば誰もが共鳴するだろう、で
容易に伝わり感じてもらえるものではないのだと思います。

そんな中、デジタルコンテンツの配信プラットフォーム「cakes」を運営している
株式会社ピースオブケイクのCEO加藤貞顕さんの連載しているコラムを読んでみて、
おもしろいテーマがあったので、ちょっとご紹介したいと思います。

ひとは、そのままで肯定されたいし、承認されたいものです。変わるのは基本的に面倒だし、他人にそれを迫られるのは、不快です。だから、ほんのすこしでもイマイチな伝え方だと、ぜんぜん伝わらないのです。昔のぼくのように「必要なことを言えば、ふつうに伝わる」なんて考えているのは、とても傲慢な態度なわけです(モテません)。

「伝える」ことの根本的な困難さについて考えてみた 週アスPLUS

これはなるほど、と思いました。
必要とされる情報がそろっていないのも不満にはなりますが、
きちんと必要なことをそろえていても、伝え方次第では全く伝わらないどころか、
受け手を不快にさせてしまうことだってある・・・
この点は常に注意したいところだなと、私自身も気づかされました。

内容をおもしろくしたり、やさしくしたり、ストーリーをつけたり、いいタイトルを考えたり、デザインを考えたり、うまい宣伝をしたり……物事を多くの人にうまく伝えるのは本当に大変です。でも、伝えたい相手に、伝えるためには、それくらい必要なんだなということにあらためて気づいた年末でした。

「伝える」ことの根本的な困難さについて考えてみた 週アスPLUS

全力ブログとして、ぜひ知ってもらいたい!という情報を
届くべき人にきちんと伝えるためにどうしていけばいいのか。
そこにはどんなストーリーがあるべきなのか。

そのあたりも考えながら、今年も愉快な全力ブログメンバー一丸となって、
グッとくる情報をお届けできればと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

自分が知りたいなーと思ったことを全力で記事にしています。はてブとSumallyが情報収集のお供です。よろしくお願いします。

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