ソーシャルメディア活用再考:企業と消費者を繋ぐ糸電話的なコミュニケーション

ソーシャルメディア活用再考:企業と消費者を繋ぐ糸電話的なコミュニケーション

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最近、これから企業は消費者とどう向き合い、関係を構築すれば良いのかについて考える機会が増えました。

私自身がSNSを使うようになってから、ネット上でも一人ひとりと向き合う感覚を手に入れたと感じることがあります。
今回はソーシャル何だとか言う前に、そもそも論として書いてみました。

究極的には「わかる人にだけ伝わり、理解してもらえれば良い」

何かこれを示す良い表現はないか?と考え、現段階で最も近い答えとして「糸電話的なコミュニケーション」という言葉が浮かんできました。

糸電話は文字通り、糸を伝って人の声が相手に届くというアナログのツールです。
糸電話の特徴として、壊れやすい・声の届く範囲が限定的であることが挙げられます。

まず1つめの「壊れやすい」を信頼関係と結びつけて考えてみたいと思います。
糸電話は、糸という性質上もろく簡単に切れてしまうものでお互いを繋いでいます。

無理に引っ張ったりすると壊れてしまう、けれども小さい頃に糸電話で遊んでいた時のことを思い出すと皆さんも人の声の暖かみを感じることができたのではないでしょうか?

facebookの登場による実名制ネットワークはたった一言で相手との関係を崩壊させてしまうリスクがある一方で、従来のネット上のコミュニケーションにはない実名制から生まれる暖かみを感じることができると私は思います。

そして、2つめの「声の届く範囲が限定的」に関しては、糸電話は数メートル離れてしまえば相手の話す内容は聞こえなくなります。
私の中での糸電話的なコミュニケーションは、物理的な距離だけでなく心の距離も含まれます。

企業はクローズドな場を自社で作る・もしくは元々のユーザーコミュニティに少しお邪魔することで、今までのマス広告のようにぼやけたメッセージを伝えるのではなくて、むしろファンの人たちにしかわからない言葉や感覚でコミュニケーションが図れるという魅力があると感じます。

なんだか考えているうちに、究極的には「わかる人にだけ伝わり、理解してもらえれば良い」という考えに辿り着きました。

そのためにはまず、自社のことについてわかりたい人を見つける必要があるし、知りたくない人には届けない工夫が必要だと感じています。

この記事を書いた人

author by 川田 智明

川田 智明

ITがマイナーなものをメジャーにするところが好き。ファッションをおかずにご飯3杯イケる。関心はファッション×IT分野・アドテク周りも。

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