ファン獲得とシェア促進のその先へ―成果につながるソーシャルキャンペーンを実現していくには

ファン獲得とシェア促進のその先へ―成果につながるソーシャルキャンペーンを実現していくには

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ソーシャルメディア活用についてよく言われるのが、「で、実際の効果は?」という部分。ファンとの関係構築やシェアによる認知度向上など、ソーシャルメディアの可能性は感じつつも、実際のコンバージョンにはどうつなげていけばいいのかは、明確な答えが無く悩ましいところです。
今回は、ソーシャルメディア活用でよく実施される施策のひとつ「ソーシャルキャンペーン」に着目し、こうしたキャンペーンをきちんと自社ビジネスにおいて意味のあるものにしていくにはどうしたらいいのか、考えてみたいと思います。

ソーシャルデータ分析で、費用対効果の高いマーケティング施策を

Facebook連携キャンペーンを通じた「パーソナライズド・マーケティング・プラットフォーム」を提供している「Fan Appz」のブログで、2013年のソーシャルメディアマーケティングの傾向に関して次のようなデータを紹介していました。
data

2013: A New Social Order | Fan Appz

  • ソーシャルグラフのデータを、自社のWebサイトのパーソナライズ化に活用しているマーケティング担当者の88%は、ROIとエンゲージメントにおいて非常に高いインパクトを得ているとしている。
  • 小売業界においては、パーソナライズはマーケティングコストにおいて5~8倍の費用対効果を出しており、売り上げを10%以上に向上させている。
  • オンライン上で買い物をするユーザーの3分の2近くが、小売店からのパーソナライズ化された情報を受け取るために自身の情報を提供していると答えた。

 

Fan Appzは、キャンペーンやソーシャルメディア活用から得られたファンの属性情報を分析・活用することで、顧客から潜在的なファンまで、それぞれに適切に効果的な形でアプローチすることが可能になるとしています。
たとえば、Facebookなどの各ソーシャルメディアで配信するコンテンツの他にも、自社サイトやECサイトで提供するコンテンツやサービスを最適化したり、メールマガジンの情報をパーソナライズ化させたりすることが例に挙げられるかと思います。また今後も引き続き実施するキャンペーン自体も、ファンや顧客ごとに打ち手を変えてみたり、目的によってパターンを使い分けるなどして、よりキャンペーンの精度や効果を上げることもできると考えられます。

成果につながるソーシャルキャンペーンのステップとは

そんなFan Appz“パーソナライズド・マーケティング・プラットフォーム”の構想は次の図にまとめられています。
steps

Grow, Engage, Learn and Convert | Fan Appz

Grow

Fan Appzでは、FacebookやTwitter、または自社サイトで行うクイズ・懸賞・フォトコンテストなどのキャンペーンを通してファンベースを作ることを「Grow」という最初のステップとします。

Engage

その後、「Engage」ではキャンペーンを通じて集まった応募者やファンと、メールマガジンやFacebookページ等でアプローチ・関係構築する、という点が含まれます。
ここまでは、今までのキャンペーンやソーシャルメディア活用でも行われてきた部分かと思います。しかしFan Appzが提唱する「Engage」にはさらに「ファンのデータをストックする」という項目が含まれます。キャンペーン応募で得られるメールアドレスなどの基本情報はもちろん、ソーシャル連携しているからこそ得られる応募者の興味関心なども、ストックしていくデータの対象となります。

Learn

「Engage」得られた既存の基本的なユーザー情報に加え、ソーシャルメディア上のより人となりのわかるデータを分析した上で、「Learn」ではターゲットを明確化し、ファンや顧客へのアプローチ方法を最適化していくヒントを得ていきます。

Convert

「Grow」での分析で得られたデータを、メール配信やソーシャルメディア上のプロモーション、広告配信や自社Webサイト、店舗等のあらゆるマーケティングチャネルで活用し、パフォーマンスを向上させていくステップが、最後の「Convert」になります。

ソーシャルメディア活用に行き詰ったら振り返りたい3つの質問

「Fan Appz」のブログでは、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する際、次の3つのシンプルな質問に答えてみることを提案しています。

―あなたはファンがあなたの製品やサービスを使っている顧客なのかどうか知っていますか?
―あなたはソーシャルネットワークの外でファンにリーチする術を持っていますか?
―あなたのファンが好きなもの、彼らが共通して持っているものを知っていますか?

2013: A New Social Order | Fan Appz

Facebookページやソーシャル連携のキャンペーンには、ソーシャル上のファンを増やしたり、情報を拡散させるポテンシャルがあります。ただ、「じゃあそうしたことで実際の自社の売り上げやマーケティングにどうつなげていくのか?」となると、これはおそらく悩みどころのひとつなのでは、と思います。
その点、Fan Appzの提唱するソーシャルキャンペーン活用ステップは、ゴールにどうつなげていくかが明確になっており参考になります。今後は、「幅広くファン獲得や情報拡散し認知向上させていく」という単発プロモーション的な側面だけでなく、「自社の見込み顧客を知り、彼らに対して適切かつ継続的にアプローチして、最終的なコンバージョンにつなげる」という側面からのソーシャルメディア活用が重要になっていくのではないかなと感じました。

 
▼応募数アップからインフルエンサー分析まで、効果につながるキャンペーンを。
手前味噌なお話で恐縮ですが、「ソーシャルPLUS for キャンペーン」は、「キャンペーンの普及効果の測定」や「応募者のソーシャルデータ分析」が可能になっています。
応募者やいいねの獲得、シェア数向上の他、自社サイトへの誘導や会員獲得、最終的なコンバージョンなど、目的に合わせてきちんと成果につながるソーシャルキャンペーンを提供しています。

今後はオウンドメディアのソーシャル化支援サービス「ソーシャルPLUS」と合わせて、サイトのソーシャル連携に関するデータや活用ノウハウもどんどんアウトプットしていければと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

自分が知りたいなーと思ったことを全力で記事にしています。はてブとSumallyが情報収集のお供です。よろしくお願いします。

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