「Google+ Sign-In」は、Webサービスの会員獲得・SEO・モバイルアプリに優位となるのか

「Google+ Sign-In」は、Webサービスの会員獲得・SEO・モバイルアプリに優位となるのか

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今年の2月、Google+のアカウントを使ってサードパーティーのサイトやアプリに会員登録・ログインすることができる「Google+ Sign-In」機能が提供開始されました。Google+といえば、モバイル・アプリでのGoogle+ユーザーの行動を関連する検索結果に表示したり、つい最近はYouTubeアカウントとの統合が実施されたり、じわじわと着実に動きを見せてきています。

Google+ Sign-Inは日本だといまいち馴染みが無いかもしれませんが、様々なデバイス、メディアとの連携が可能になることで、新規会員獲得やSEO、モバイルアプリ対応の視点でもおもしろい機能や事例が様々あったので、そのあたりの動向を振り返ってみようと思います。

ちなみに「Google+ Sign-In」の概要については、以前にもブログでまとめたのでよろしければご参考ください。
「Google+サインイン」だからこそできること。

Google+ Sign-Inは実際どうなのか?Pixivの事例がありました

さて、リリースから10か月ほどが経つGoogle+ Sign-In。あんまり馴染みが無いように思うかもしれませんが、イラスト投稿に特化した日本を代表するSNSのひとつ「pixiv」でもGoogle+ Sign-Inが採用されているのです。
2013年5月より導入された、PixivのGoogleアカウント連携。その時のリリースはこちら。
Googleアカウント連携機能 対応のお知らせ

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via Case Studies – Google+ Platform — Google Developers

Google+アカウントでのログインは、他のSNSに比べてより詳細に公開範囲が設定できます。趣味のイラストを仲間内のみで共有して楽しみたい、というニーズに応えるものとなっているのかもしれません。そうしたサービス自体の相性もあってか、PixivはGoogle+ Sign-Inを導入したところ、新規会員登録率が21%向上、新規会員登録ページからの離脱率が25%減少という効果があったとのこと。さらに、Googleが公開しているケーススタディレポートによると、PixivではGoogle+ログイン実装後すぐに、Googleアカウントを利用してログインするユーザー数がFacebookでログインするユーザー数を超え、たと報告されてます。

●参考:Case Studies – Google+ Platform — Google Developers

モバイル・アプリにとってGoogle+ Sign-In対応は見逃せない?

モバイルアプリに関しては、FacebookやTwitterなど外部SNSアカウントでの会員登録・ログインはだいぶ一般的になってきたかと思います。人気iOSアプリの約8割はFacebookログインを採用している、というデータもあります。

モバイル・アプリとGoogle検索の連動

Android、iOSいずれにしてもアプリを提供する企業にとっては、Google+ Sign-Inは見逃せない施策の一つになってくるかもしれません。というのも、冒頭でも紹介したような、アプリ内でのユーザー動向を検索で詳しく表示させる「App activitiess in Google Search」に対応する場合、サービスへのログイン、サインインにはGoogle+の認証機能を採用する必要があります。

play-installs-dialog
via Over-The-Air Installs – Google+ Platform — Google Developers

また、Googleが5月に新しくリリースした機能が「Over-The-Air Installs」。どういうものかというと上図のように、Webサイト上でGoogle+サインインをすると、Android 端末にアプリを直接ダウンロードするための画面が表示され、ユーザーはWebサイト上での会員登録と同時に、その場でアプリをダウンロードできるようになる、というものです。

Androidアプリのインストールを促進

fitbitflow1
via Case Studies – Google+ Platform — Google Developers

フィットネスデータを記録できるサービス「Fitbit」でこの「Over-The-Air Installs」機能を取り入れたところ、ユーザーがAndroidアプリのインストールを受け入れる割合は60%という結果になったそうです。こうしたデスクトップとモバイルとの連携は、ユーザーの利用デバイスの多様化に対応し、確実にアクティブユーザーを獲得していくためにも今後重要な観点になっていくかと思います。

多様化するデバイス・メディアに対応するGoogle+ Sign-In

以上のように、ソーシャルネットワークと自社メディア、サービスの連携はもちろん、様々なデバイス間の連携、検索との連動を実現することは、まさに今ユーザー行動の変化に伴い多様化する接点に最適化していく中で、より重要な課題となっていくことが考えられます。Google+について言えば特に、Google検索やAdwords広告、GmailやGoogleカレンダー、Googleマップ等のGoogleが提供する各種サービス、Google+サークル内の趣味や関心でつながるインタレストグラフ等と、どのように連携されていくか、という点が今後とても気になります。

また、具体的な事例や機能についても、ちょこちょこ調べてみようと思います。

この記事を書いた人

author by 深谷 直

深谷 直

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