MOOCは教育の国境を超えるッ!!

MOOCは教育の国境を超えるッ!!

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ついこの間、学校でテストが終わりました!
少し早いですが、夏休みに突入です。
来年から働くということもあり、ゆーっくりできる最後の夏休みです。
しかし!!

この夏休み、もっと勉強しなければならないんです・・・!
うかうか遊んでられません。
というのもですね・・・
これ以上は社外秘なので言えませんが、そのうちゆーごーから告知があることと思います。たぶん。

さて、学校のない夏休み期間でも(夏休み期間に限らず、いつでも、どこでも)勉強ができるオンラインサービスが最近米国を中心に流行しています。
それが、MOOCです。

MOOCの歴史

MOOCとは、Massive Open Online Courseと呼ばれる、インターネット上でだれでも無料で受講できるオープンな講義のことです。

そんな素敵なMOOCが生まれたのは、かなり最近で2012年頃のアメリカでした。
しかし、コンピュータを利用した講座という概念は1962年にアメリカの発明家ダグラス・エンゲルバートが提示していました。
その後、オーストリア出身の哲学者イヴァン・イリッチらがコンピュータを用いた学習システムを作り、「脱学校化社会」を提唱しました。
さらに、彼は脱学校化社会について書かれた本の中に以下のような3つの目標を掲げました。

すぐれた教育制度は三つの目的をもつべきである。
第一は、誰でも学習しようと思えば、それが若いときであろうと年老いたときであろうと、人生のいついかなる時においてもそのために必要な手段や教材を利用できるようにしてやること、
第二は、自分の知っていることを他の人と分かちあいたいと思うどんな人に対しても、その知識を彼から学びたいと思う他の人々を見つけ出せるようにしてやること、
第三は公衆に問題提起しようと思うすべての人々に対して、そのための機会を与えてやることである。

イヴァン・イリッチ (1977). 脱学校の社会 p.140.

少しわかりづらいですが、

  1. 誰でも、いつでも、どこからでも、学習リソースにアクセスできる
  2. 何を知りたいのか共有できる
  3. 知りたいと思う人に伝えることができる

 

というふうに理解できます。

まさに、この3つの目標がMOOCの概念そのものなのです。素敵ですね。

さて、MOOCの概念を理解して頂いたところで、今どういうサービスが稼働しているのか、紹介します。

海外だけではなく、日本でも

Udacity

udacity
https://www.udacity.com/

MOOCの中でも老舗のサービスです。
立ち上げにはスタンフォード大学の元教授が関わっており、1500万ドルの資金調達も成功しています。
日本ではリクルートホールディングスが協業を発表し、同社が運営するMOOCのニュースと講座を紹介するサイト「EDMAPs」上ですでに講義の一部を日本語字幕対応公開していますよ。
28以上のコースに203カ国以上の生徒がいるようです。
Udacityには「わずか2つの講義で190カ国から16万人を集めた」とかいう逸話も存在しているんだとかなんだとか・・・。

 

Coursera

coursera
https://www.coursera.org/

さて、もう一つ老舗を。こちらも、スタンフォード大学の教授らによって設立されました。
多くの大学が参加しており、500以上の講座があります。2013年10月時点で526万人の生徒が登録しているようです。
日本では、平成25年2月には、あの東京大学がCourseraに講義を配信することを発表しました。
国境を超え世界に最先端の知を届ける方法の一つ」として考えているようです。かっちょええ。
Courseraの東大ページはこちら

 

edX

edx
https://www.edx.org/

マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって設立されたMOOCプラットフォームです。それぞれ3000万ドルを出資しています。
こちらもCourseraと同じように、日本では平成25年5月に京都大学が配信することを発表しました。
この発表によると、edXで得られたオンライン学習データを分析し、京大の教育開発の支援ができるとのこと。
edXの京大ページはこちら

 

Academic Earth

Academic Earth
http://academicearth.org/

世界中の有名教授の講義を完全無料で受講できます。
他のMOOCでも言えることですが、講義は英語で行われているので、リスニングの勉強になりそうですね!
参加している大学は、ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学、MITなどなど、超有名大学ばかりですよ。

 

Future Learn

FutureLearn

https://www.futurelearn.com/

こちらは、イギリス発(初)のMOOCです。オープン大学が23のトップ大学、大英博物館、ブリティッシュ・ライブラリーと連携して始めました。
大学だけでなく、博物館や、図書館などの文化的機関とも連携しているのが特徴です。
対話ができたり、能動的な学習につながる相互交流ができることがFuture Learnの特徴だといいます。

 

gacco

gacco
http://gacco.org/

長々と海外サービスを紹介してきましたが、ようやく日本発のを!
NTTドコモが開設したMOOCサービスです。国内の大学教授によるリアルの講義さながらのオンライン講義を行います。
パソコンからではなく、スマートフォンやタブレットからでも受講することができます。さすがドコモ!
ただ受講するだけではなく、掲示板を通じてコミュニケーションがとれたり、テストやレポートを提出することもあるようです。
さながら本物の大学生ですね。
他のサービスと違う点は、反転学習コースというコースがある点です。
これは、オンラインで学習したことを前提に、実際に講師と会って、対面でより応用的な講義を行うコースです。
有料で提供されているので、ここでマネタイズがうまく出来ているようです。

※日本にはschooなるMOOCもありますよ!

 

以上、6サービスほど紹介しましたが、ほとんどのサービスで、修了証を取得できます(有料の場合もあり)。
しかも、その修了証を保有していることで就職、入学の際の自己PRになったりするそうですよ。
例えばUdacityなんかでは、優秀な生徒を企業に斡旋しており、そこでマネタイズしているようです。
うーん、そのうち、履歴書に「オンライン学位」とか書く時代が来ますね・・・!!

MOOCええなあ。やってみようかなー

無料で誰でも受講できるMOOCですが、もちろん課題もあります。
それは、修了する人が少ないということです。
無料ですし、基本的に自分独りでやるわけですから、なかなかモチベーションが保てなくなりますよね。
人間そんなに強くないんす・・・。
リアルの講義に比べて成績が悪い人が多いらしく、途中でやめちゃう生徒も多いみたいですね。修了率は7~9%なんだとか・・・。

とはいえ、無料で大学の講義に相当するものが受けられるのは間違いありません。
これって非常に革新的なことですよね。
ちょっと前に流行ったOLPC(One Laptop per Child)なんかと組み合わせることができれば、発展途上国の学びたくても学べない子どもたちに質の高い教育を施すことが可能です。
MOOCとOLPCで教育の国境がなくなるんです。

また、今までは、高額な授業料を払って大学で勉強してた僕達もその必要性が薄くなるかもしれません。

MOOCがある今、どうして高いお金を払ってまで大学へ行くのか、少し考えなおす必要がありますね。
講義中に先生に一目置かれるような質問をしたり、学生同士徹夜で議論したり、ゼミでビジネスコンテストに参加してみたり、サークルの飲み会で潰れたり・・・
とかとか実際に大学に通わないとできないことをEnjoyするしかない

そういえば、執筆最中にハッシーから「オンライン上で無料でGoogle Analyticsを学べるAnalytics Academyというサイトがあるよー」、なんて言われたんで僕も使ってみようと思います。
MOOCを始めとしたオンラインエデュケーションすごいっすわ!!

この記事を書いた人

author by フィードフォース全力チーム

フィードフォース全力チーム

株式会社フィードフォースの社員たちがそれぞれの専門分野、関心(時には趣味)をもとにネットマーケティングに役立つ情報を発信・共有します。 個性豊かな社員ライターたち一同、独自の知見と感性を活かし、あっつあつの情熱をもって運営中。ぜひお気軽にコメントくださいませ!

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